プロテニスプレーヤー秋田史帆、18年の現役生活に幕

株式会社テニスラウンジに所属するプロテニスプレーヤー秋田史帆選手が、2026年3月末をもって18年間のプロ競技生活から引退することを発表しました。全日本選手権での優勝やBJK杯日本代表選出など、輝かしい実績を持つ秋田選手は、引退試合を行わずに静かにラケットを置く選択をしました。
引退の背景と「引退試合を行わない」選択
秋田選手は、現役生活の最後までグランドスラムの舞台で戦うことを目標にしていました。しかし、2026年度に向けて高いレベルを目指す中で、「戦う覚悟」が自身の中に残っていないことに気づき、引退を決断したと述べています。
また、本人の強い希望により、公式戦での引退試合は実施しないとのことです。18年間、常に真剣勝負の舞台で戦い続けてきた秋田選手は、引退が決まった状態で公式戦を「引退試合」として出場することは、自身の競技に対する姿勢に偽ることになると感じたそうです。もし引退試合を行うのであれば、公式戦ではなく、これまで支えてくれた人々とともに楽しめるエキシビションやイベントのような形で、自ら作りたいという意向を示しています。

幼少期からプロ競技生活、そして転機
秋田選手は幼い頃から器用なタイプではなく、一度決めたことを最後までやり続ける性格でした。すぐに結果が出るタイプではなかったものの、できるまで何度も努力を繰り返すことが自然と身についていたといいます。ジュニア時代はトップの成績ではなかったものの、U14、U16の日本代表に選ばれ、グランドスラムジュニアに出場するなど、多くの経験を積みました。

18年間のプロ生活では、全日本選手権優勝やBJK杯日本代表選出など、数々の素晴らしい思い出があります。特に32歳(2022年)で決断した手首の手術と、そこからの復帰までの期間は、自身の「戦う心」と深く向き合った特別な時間であり、競技結果以上に大きな財産になったと語っています。

秋田史帆選手からのメッセージ
秋田選手は、これまで支えてくれた人々へ感謝のメッセージを寄せています。
【ファンの皆様へ】
プロになった当初は、結果を出すことに一心不乱で、ファンとの距離を置いていた時期もあったそうです。しかし近年、ファンとの交流を通じて自身の変化を実感し、不器用で頑固な自分を変わらず愛し、応援し、支えてくれた皆様との出会いによって成長できたと、心からの感謝を伝えています。
【ジュニア選手たちへ】
夢を追う過程は決して平坦ではないと語り、勝てない日、怪我、周囲との比較など、自身も何度も立ち止まった経験を明かしています。それでも、「自分で決めた目標に向かって本気で向き合った時間は、必ず自分の財産になる」と断言。勝ちに貪欲になりながらも、テニスを通してどのような人間になるか、その過程も大切にしてほしいとエールを送っています。
【これまでお世話になった皆様へ】
手術を伴う怪我や思うような結果を残せない時期も、温かく支えてくれた支援があったからこそ、36歳まで選手生活を続けることができたと感謝しています。指導してくれたコーチ、トレーナー、スポンサーの皆様がリレーのバトンのように想いを繋いでくれたからこそ、今の自分があると述べ、「秋田史帆」という一つの作品を皆様とともに創り上げていただいたと感じていると語りました。
今後の活動について
2026年4月以降の活動について、秋田選手はまず「恩返しの一年」にしたいと考えています。イベントなどを通して多くのテニス愛好家と直接関わりながら、プライベートレッスンや選手へのサポートなど、指導という形でも関わっていくことを考えているそうです。自身の競技生活で得た経験をどのように還元できるのか、そしてこれから何をしていきたいのかを模索しながら、自身も多くのことを学び、成長していく一年にしたいと展望を語っています。
関連リンク
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秋田選手公式プロフィール:https://shihoakita.spo-sta.com
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秋田選手公式SNS:https://www.instagram.com/shihoakita118
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テニスラウンジ公式:https://tennislounge.com/


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