20〜30代の一人暮らし、「買わない家電」で賢く節約!調査で明らかになった実態と代替策

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20〜30代の一人暮らし、「買わない家電」で賢く節約!調査で明らかになった実態と代替策

一人暮らしを始める際、家電をすべて一度に揃えるのではなく、「必要になってから購入する」という考え方が、特に20〜30代の間で広がりを見せています。部屋の広さや初期費用、将来的な生活スタイルの変化などを考慮し、あえて家電を持たない選択をする人が増えているようです。

Song合同会社は、初めて一人暮らしを始めた、または開始予定の20〜30代の男女を対象に、「持たない家電と節約効果」に関する調査を実施しました。この調査では、一人暮らし開始時に購入しなかった家電とその理由、実際に生活して感じた不便さや節約効果などが明らかにされています。

調査概要

  • 発信主体: Song合同会社

  • 調査対象: 20〜30代全国男女(初めての一人暮らしを開始した/開始予定、または開始から3年以内)

  • 有効回答数: 300人

  • 調査方法: インターネット調査

  • 調査期間: 2026年2月25日〜3月5日

“持たない家電”ランキングと購入しなかった理由

調査の結果、一人暮らし開始時に「最初から購入しなかった家電」として上位に挙がったのは、テレビやトースターなど、生活必需品ではないと感じられるものが目立ちました。

一人暮らし開始時に「買わなかった家電」ランキング

買わなかった家電ランキング TOP10

  1. テレビ:46%
  2. トースター:32%
  3. 炊飯器:27%
  4. 掃除機:24%
  5. 加湿器:20%
  6. アイロン:18%
  7. オーブンレンジ:15%
  8. 洗濯機:15%
  9. 電気ケトル:12%
  10. 電子レンジ:9%

これらの家電を購入しなかった理由としては、「あまり使わなそうだった」(48%)が最も多く、次いで「部屋のスペースが限られている」(44%)、「最初にかかるお金を抑えたかった」(41%)が挙げられています。また、「スマホや外食などで代わりになる」(35%)といった代替手段の存在も大きな理由となっています。

買わずに困った経験

家電を持たない選択をした人のうち、31%が「困ったことがある」と回答しています。具体的に困ったポイントとしては、以下の点が挙げられました。

  • 温かい食事を作るのが面倒(29%)

  • 掃除に手間がかかる(26%)

  • 洗濯に時間がかかる(21%)

  • 来客時に不便(15%)

  • 冬の乾燥対策(9%)

ある回答者からは、「炊飯器はいらないと思って買わなかったが、コンビニご飯が増えて食費がかさみ、結局あとで買った」という声も聞かれました。

節約効果の実態──初期費用と月間コスト

家電をすべて購入しないことで、引っ越し時の出費を抑える効果が確認されました。家電購入を回避した平均金額は58,000円、中央値は45,000円でした。

月間の家電関連コストについても、家電を一通り所有している世帯が平均5,900円であるのに対し、必要最低限のみ所有している世帯は平均4,800円と、約1,100円の差が見られました。

家電を減らしたことで節約できた実感

家電を減らしたことで「節約できた」と実感している人は58%に上り、「あまり変わらない」が32%、「むしろ増えた」が10%という結果でした。

モデル世帯の年間シミュレーション

具体的な節約額のシミュレーションとして、2つのモデル世帯が提示されています。

  • ミニマル新社会人モデル: テレビ、トースター、炊飯器を持たない場合、年間で約48,000円の節約効果が期待できます。

  • 在宅ハイブリッドモデル: テレビ、アイロンを持たない場合、年間で約32,000円の節約効果が期待できます。

回答者からは、「引っ越しのときにテレビを買わなかったので初期費用はかなり抑えられた。生活していても特に困っていない」という声や、「家電を減らしたので引っ越しは楽だった。ただ後から買うと配送費などがかかるので、最初から買った方がよかったものもある」といった意見も寄せられました。

“買わない”を成立させる代替策と後から購入した家電

今回の調査では、「最初に買わなかった家電」と「生活してから購入した家電」に重複が見られました。特に電子レンジや掃除機などは、引っ越し時には購入を見送るものの、実際に生活してから必要性を感じて購入するケースが多いようです。

一人暮らし開始後に「あとから購入した家電」ランキング

あとから購入した家電ランキング

  1. 電子レンジ:34%
  2. 掃除機:28%
  3. 電気ケトル:24%
  4. 炊飯器:19%
  5. 加湿器:16%

家電の代替手段の利用率

家電を持たない選択を支える代替手段としては、以下のようなサービスが利用されています。

  • 動画配信サービス(テレビ代替):61%

  • コインランドリー(乾燥利用など):28%

  • 外食・ミールキット:23%

  • 中古購入・フリマ活用:22%

  • 家電レンタル:14%

「テレビは今も持っていません。動画配信をスマホやタブレットで見ることが多いので特に必要性は感じていません」といったコメントもあり、デジタルサービスの普及が家電を持たないライフスタイルを後押ししていることがうかがえます。

買うか迷ったときのチェックポイント

家電の購入を検討する際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。

  • 週に3回以上使うか

  • 部屋に置くスペースがあるか

  • 外食やサービスで代わりになるか

  • 中古で売却できそうか

  • 電気代が大きく増えないか

まとめ

今回の調査から、一人暮らしにおいては、家電を最初からすべて購入するのではなく、生活スタイルに合わせて段階的に購入していくという選択肢が現実的であることが分かりました。テレビやトースターのように最初から持たない人が多い家電がある一方で、電子レンジや掃除機のように、実際に生活してから必要性を感じて購入するケースも少なくありません。

新生活を始める際には、まず必要最低限の家電でスタートし、生活の中で本当に必要なものを見極めていくことが、賢く快適な一人暮らしを送るための鍵と言えるでしょう。

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