大阪市24区中古マンション価格上昇率ランキング:天王寺区が83.5%で第2位に
近年、大阪市内の中古マンション市場は大きな変動を見せており、特に再開発や都市インフラの整備が活発な都心部で顕著な価格上昇が確認されています。このような市場の動きを把握するため、マンションリサーチ株式会社は、全国14万3,000棟のマンションデータを保有する「マンションナビ」のデータを用いて、マンション売買価格の推移を調査しました。
本調査の結果、大阪市天王寺区が過去9年間で83.5%と大きく価格を伸ばし、市内24区中で第2位の上昇率となりました。本記事では、この調査結果を基に、大阪市内におけるマンション価格の推移と、高い成長を見せた天王寺区のエリアごとの特性を詳しく解説します。
調査概要
本調査は、エリアごとの価格変動を可視化し、不動産売買の判断材料として活用できるよう実施されました。
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調査期間: 2017年2月~2026年2月
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調査機関: マンションナビ
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調査対象: 大阪府大阪市内24区のマンション
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データ基準: 調査期間中の大阪府大阪市内24区におけるマンション売買価格の中央値
「マンション売買価格の中央値」を指標とすることで、市場の動きや価値の変化を多角的に分析できます。
上昇率の定義
上昇率=(現在の値ー基準値)÷基準値×100%
大阪全体から見る大阪市の価格比較(2017年→2026年)
大阪府全体、大阪市24区、大阪市天王寺区の切り口で比較調査が実施されました。
大阪府全体の平均価格
2026年2月時点における大阪府全体の中古マンションの平均売買平米単価は59万円で、9年前と比較すると25.3万円の増加となりました。上昇率にして76.3%の伸びを記録しており、府内の中古マンション市場が長期にわたって力強い成長を続けていることが分かります。
この背景には、都市部への人口流入や「うめきた」をはじめとする大型再開発の進行、新築マンションの供給減、そして長期化する低金利環境などがあり、実需に支えられた堅実な市場構造が価格を押し上げていると考えられます。

大阪府のデータを詳しく見るには、以下のリンクをご参照ください。
大阪府のマンションデータ
大阪市24区全体の傾向と「都心6区」の強さ
2026年2月時点での大阪市内24区の平均売買平米単価は約56.7万円です。府の平均をわずかに下回るものの、市内では区ごとの価格差が顕著になりつつあります。
とりわけ都心6区(北・中央・西・天王寺・浪速・福島)は平均平米単価が高水準であり、優れた交通利便性や再開発の恩恵を直接受けやすいため、資産価値が目減りしにくい市場となっています。

大阪市24区中古マンション価格上昇率ランキング(2026年2月時点)
大阪市24区における9年前との上昇率をランキング形式で紹介します。9年間で各エリアがどのように変動してきたのかが可視化されています。価格の上昇率は売買を検討する際の重要な指標であり、マンションナビでは月次でデータを更新しています。

大阪市24区価格上昇率ランキング6位以降は以下の記事で確認できます。
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上昇率2位!大阪市天王寺区のエリア別分析
今回、価格上昇率2位(9年前比+83.5%)にランクインした大阪市天王寺区は、大阪屈指の「文教地区」として知られる良好な住環境と、巨大ターミナル駅がもたらす高い利便性を兼ね備えています。
このバランスの良さが厚い住宅需要を生み出し、価格を力強く下支えしています。区内でも町名やエリアによって求められるニーズが異なる点も特徴です。

大阪市天王寺区のデータはこちらから確認できます。
大阪市天王寺区のマンションデータ
天王寺駅周辺エリア~商業集積と高水準な需要~
Osaka MetroやJRが乗り入れる天王寺駅周辺(悲田院町、茶臼山町など)は、商業施設や文化施設が密集し、絶大な利便性を誇ります。「あべのハルカス」や「てんしば」といったランドマーク周辺は常に賑わいを見せており、実需のみならず投資目線での需要も高いため、マンションの売買価格は区内でもトップクラスの水準を維持しています。
上本町・細工谷エリア~再開発構想とタワーマンションの将来性~
近鉄「大阪上本町駅」周辺では、現在百貨店の建て替えや複合ビルの開発など、大規模な再開発構想が動いています。細工谷や上本町といったエリアはもともと名門校が集まる文教地区として人気ですが、タワーマンションの供給も相まって利便性とステータスがさらに向上しており、高価格帯での取り引きが目立ちます。
上之宮町・真法院町エリア~閑静な高級住宅街と資産価値~
上之宮町や真法院町は、歴史と格式を感じさせる閑静な高級住宅地です。都心部にありながら落ち着いた住環境が保たれており、ブランド力のある邸宅街として認知されています。このようなエリアは価格が下がりにくく、中古マンション市場においても高い資産価値を保ったまま推移しています。
四天王寺・夕陽丘町・寺田町エリア~文教地区と安定した住環境~
四天王寺や夕陽丘町、寺田町周辺は、寺社仏閣が多く落ち着いた街並みが広がるエリアです。ファミリー層からの支持がとりわけ高く、「駅からの距離」と「静かな住環境」のバランスが良いため、長く住み続けたいと考える実需層に選ばれやすいのが特徴です。急激な価格高騰よりも、着実で安定した価格推移を見せています。
【比較】東京23区から見る天王寺区のポテンシャル
天王寺区の「83.5%」という上昇率は、東京23区の上位エリアと比較しても非常に高い水準にあります。東京23区のランキングを見ると、港区や中央区などが上位ですが、大阪市天王寺区の成長率は江東区に匹敵し、新宿区や品川区といった都心の人気区を上回る伸びを見せています。
平米単価自体の額面は東京が勝りますが、「価格の伸びしろ」という観点では、大阪市天王寺区は非常にポテンシャルの高い市場であると言えます。
東京23区価格上昇率ランキング6位以降は以下の記事で確認できます。
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まとめ
大阪市の中古マンション市場は、都心エリアを中心に大きな成長を遂げています。なかでも天王寺区は、「住環境の良さ」と「交通・生活利便性」という、相反しがちな2つの要素を見事に両立させており、それが第2位という高い価格上昇率に繋がりました。実生活を重視する居住層(実需)に強く支えられた、堅実な市場であることが最大の強みです。
中古マンションの売買を検討するにあたっては、区全体の数字だけでなく、各エリアや物件ごとの特性を個別に見極めることが、納得感のある結果につながるでしょう。
データ提供元
データ提供:マンションナビ (https://t23m-navi.jp/)
詳細は以下の記事で確認できます。
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マンションリサーチ株式会社について
マンションリサーチ株式会社では、不動産売却一括査定サイトを運営しており、2011年の創業以来「日本全国の中古マンションをほぼ網羅した14万棟のマンションデータ」「約3億件の不動産売出事例データ」及び「不動産売却を志向するユーザー属性の分析データ」の収集を行っています。これらのデータを基に集客支援・業務効率化支援及び不動産関連データ販売等を行っています。
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会社名: マンションリサーチ株式会社
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代表取締役社長: 山田力
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所在地: 東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階
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設立年月日: 2011年4月
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資本金: 1億円
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コーポレートサイト: https://mansionresearch.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
マンションリサーチ株式会社 すみかうる編集部
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TEL: 03‐5577‐2041
マンションリサーチ株式会社その他サービスURL
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全国14.3万棟 分譲マンション価格相場公開サイト『マンションナビ』
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