グローバルスタンダードの環境倫理「Leave No Trace」とは
近年、アドベンチャートラベルやアウトドア観光の需要が高まる中で、自然環境への配慮と体験価値の創出を両立できるガイドの育成が国内外で求められています。LNTは、自然環境への影響を最小限に抑えながら野外活動を行うための国際的な環境倫理プログラムであり、世界各国のアウトドア教育や野外指導の現場で広く導入されています。
今回の協定は、野外指導者養成校として継続的に教育を行う機関が、LNTレベル1インストラクターコースの要件を満たし、その就学を支援するものです。i-nacのアウトドアガイド学科では、基礎科目にLNTの概念や用語を体系的に組み込み、学生が理論と実践の両面から環境倫理を学べる体制を整えました。


連携協定の主な内容
本協定に基づき、i-nacアウトドアガイド学科では以下の取り組みを実施します。
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LNTレベル1インストラクターコースの要件を満たすカリキュラムの導入
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レベル2またはレベル3インストラクター資格保持者による指導体制の構築
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団体メンバーとしての登録および報告体制の整備
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コース修了者に対するLNTの指導機会の提供
これらの取り組みにより、学生は在学中から「環境保全と利活用を両立する指導者」としての視点と技能を体系的に習得できるようになります。
学科長が語る次世代ガイド育成への思い
i-nacアウトドアガイド学科の学科長である小野彰太氏は、アドベンチャートラベルガイドの養成にも力を入れ、次世代のガイド育成を進めていると述べています。サステナビリティに貢献するガイドを育てるため、グローバルスタンダードである「Leave No Trace」を指針とし、自然、地域、社会に対して環境負荷の低い関わり方を実践し、ガイドが関わることで状況をポジティブに変えられる未来を目指したいと考えています。同時に、日本の文化や地域ごとの文脈に即した「日本らしさとは何か?」という問いを持ち続けながら、学生と共に日本の自然や文化について学び続けていくとのことです。

妙高の地で学ぶ「持続性」
i-nacのキャンパスがある新潟県妙高市は、妙高戸隠連山国立公園を擁する自然豊かな地域です。同時に、グローバル資本によるマウンテンリゾート開発が進む地域でもあり、自然と共にある暮らしや地域文化が色濃く残る土地でもあります。このような環境で学ぶ学生たちは、観光やアウトドアを「仕事」として捉えるだけでなく、自らの暮らしを通して自然との関わり方を問い続けることができます。
自然をどう利用するかではなく、どう共に生きるか。地域の現実と向き合いながら、「持続性とは何か」という問いを日常の中で考え続けられることが、i-nacの大きな教育的特徴です。今回の連携協定を契機に、理論と実践、そして暮らしが結びついた教育をさらに深化させていく予定です。
各団体概要
学校法人 国際総合学園 国際自然環境アウトドア専門学校(i-nac)
新潟県妙高市にキャンパスを構える総合アウトドア分野の専門学校です。妙高戸隠連山国立公園などの豊かな自然環境をフィールドに、実践的な野外教育・ガイド養成を行っています。アウトドアガイド、登山ガイド、環境調査員、野外教育指導者、アウトドアメーカースタッフなどの専門人材を育成し、持続可能な観光と地域社会への貢献を目指しています。
特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパン(LNTJ)
環境倫理プログラム「Leave No Trace」の理念を日本で普及・推進する団体です。自然環境への影響を最小限に抑えるための「7原則」を軸に、指導者養成、教育機関との連携、企業向け研修・普及活動を展開し、持続可能なアウトドア文化の定着を目指しています。
NSGグループ
教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツ、建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメントなど幅広い事業を展開する企業グループです。地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指し、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域活性化に取り組んでいます。


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