音楽座ミュージカル「リトルプリンス」イヤー、全国公演と無料公開で集大成を飾る

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音楽座ミュージカル「リトルプリンス」イヤー 大千秋楽公演、世代と地域を越えた一年間の集大成

株式会社ヒューマンデザインが手掛ける音楽座ミュージカル「リトルプリンス」イヤーが、2026年2月28日(土)に静岡県三島市民文化会館ゆうゆうホール 大ホールで大千秋楽公演を迎え、一年間にわたる活動の集大成を飾りました。

舞台上でパフォーマンスをする役者たち

「リトルプリンス」が問いかける大切なもの

原作であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの『星の王子さま』は、世界中で愛される名作です。「肝心なことは目には見えない」というキツネの言葉に象徴されるように、人とのつながりや目に見えない大切なものを問いかける物語は、音楽座ミュージカルが作品づくりで大切にしてきた「喪失と再生」というテーマと深く重なります。この作品は、今の時代に改めて届けたいという想いから上演されました。

全国公演・学校巡回公演で舞台芸術の輪を拡大

「リトルプリンス」イヤーでは、2025年5月24日(土)の町田市民ホールでの初日公演を皮切りに、全国6都市で公演が重ねられました。具体的には、東京(草月ホール、IMM THEATER)、大阪(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)、名古屋(Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール)、広島(はつかいち文化ホール ウッドワンさくらぴあ 大ホール)、愛知県幸田町(幸田町民会館さくらホール)、静岡県三島市(三島市民文化会館ゆうゆうホール 大ホール)での上演です。

また、各地の中学・高等学校での芸術鑑賞会や、文化庁「舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)」の一環として、小中学校の体育館でも上演されました。これにより、全国41校(42ステージ)で学校公演が実施され、地域や環境による文化体験の格差を超え、より多くの方々が舞台芸術に触れる機会となりました。

学校の体育館でパフォーマンスをする役者たちと観客

YouTubeでの全編無料公開による世界への発信

公演期間中の2025年12月には、YouTubeにて舞台映像全編が48時間限定で無料公開されました。この試みは、日本国内にとどまらず、世界中の人々に作品を鑑賞してもらう機会となり、「リトルプリンス」イヤーの取り組みをさらに広げることに貢献しました。

「リトルプリンス」のミュージカル無料配信を告知する画像

二人の王子が作品に新たな息吹を吹き込む

今作では、森彩香さん(2016年入団)と山西菜音さん(2021年入団)という異なる個性を持つ二人が王子役を演じ、作品に多様な表情をもたらしました。森彩香さんは入団1年目で本役を演じてから10年という節目を迎え、本作はその記念すべき舞台となりました。一方、山西菜音さんは今作で初主演を務め、新たな王子像を舞台上に描き出しました。

森彩香さんは、一年間を振り返り「一年間文字通り駆け抜けてまいりました。劇場へお運びくださった皆さまにカンパニー一同心から感謝しています。この作品へ新たな形で臨むことは、私にとって生きることへの挑戦そのものでした。」とコメントしています。

笑顔を見せる森彩香さん

山西菜音さんは、「王子さまと共に歩んだ一年。悲しみも喜びも悔しさも、すべてが宝物です。応援してくださった皆さまに心から感謝しています。音楽座ミュージカルも、そして私自身もここからさらに成長しつづけます。」と語っています。

笑顔を見せる山西菜音さん

「Musical Awards TOKYO 2026」主演俳優賞にノミネート

「リトルプリンス」で初主演を務めた王子役の山西菜音さんは、第1回「Musical Awards TOKYO 2026」において主演俳優賞にノミネートされました。受賞には至りませんでしたが、オリジナルミュージカルの主演として一年間作品を牽引した挑戦が高く評価されたものと受け止められています。

次回作「マドモアゼル・モーツァルト」へ

音楽座ミュージカルは、「リトルプリンス」イヤーでの経験を経て、すでに次回作「マドモアゼル・モーツァルト」に向けて動き出しています。今後も舞台芸術を通じて、人と人が出会い、想いを共有する場を創り続けることが期待されます。

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