導入背景:自由な働き方と「誘い合う文化」の減少
ダッシュボード株式会社では、柔軟な働き方を推進する中で、以下のようなコミュニケーション上の課題が顕在化していました。
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誘いづらさの定着: 社員の50%が「同僚を食事に誘うことに誘いづらさを感じる」と回答しており、自由な環境が逆に交流のきっかけを掴みにくくしていました。
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孤立化の懸念: リモートワークによる孤独感や個人ワークの深化により、業務過多によるメンタル低下に周囲が気づきにくい状況が見られました。
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組織力の弱体化: 各人のパーソナリティが見えにくくなり、気軽に話しかけにくい文化が形成されることへの危機感が共有されていました。
これらの「目に見えない壁」を取り払い、組織力を再強化するため、2人以上の食事代を補助する「エンゲージミール」が導入されました。
「エンゲージミール」制度概要
「エンゲージミール」は、社員の孤独感の緩和、相互理解の促進、組織力の強化を目的とした食事代補助制度です。具体的な内容は以下の通りです。
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目的: 孤独感の緩和、相互理解の促進、組織力の強化
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内容: 3ヶ月ごとに1人5,000円を上限として、社員2人以上の食事代を実費精算
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運用: 朝食・昼食・夜食、業務関連の会食など、社内外を問わず利用可能
導入後の結果:100%が「新たな交流」を実感
制度導入後の調査(2026年3月実施、全社員6名対象、Googleフォーム使用)では、交流の「きっかけ」としての機能が期待以上の成果を発揮していることが明らかになりました。
1. 利用率100%が生んだ「プライベートへの波及効果」
対象社員の100%が「毎回利用している」と回答し、さらに全員が「普段あまり話さないメンバーと交流できた」と回答しました。この結果は、制度が会話の心理的ハードルを下げる強力なインセンティブとなっていることを示しています。社員からは「エンゲージミールで話せたことで、プライベートでも食事に行く機会が生まれた」という声も聞かれ、制度がきっかけとなり自発的な関係構築へと発展している様子が伺えます。

2. 業務連携の質を向上させる「相互理解」の深化
単なる親睦に留まらず、食事を通じた非定型な対話が業務の円滑化に繋がっている具体的なエピソードも報告されています。
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「業務中よりも相手の価値観が見えやすくなり、『この人には簡潔に依頼しよう』『柔らかく伝えよう』といった意識がしやすくなった」
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「普段の業務だけでは見えない人となりが分かり、コミュニケーションの質が変わった」
このように、食事を通じた交流が、結果として業務における最適なコミュニケーション手法の選択に寄与していることが示されています。

現在の課題:親睦の先にある「業務相談」と「帰属意識」の壁
一方で、今回の調査では「食事を共にするだけでは解決できない課題」も明確になりました。
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業務相談へのハードル: 「業務上の悩みや負担を同僚に相談しづらい」と感じる社員が一定数存在し、親睦が深まる一方で、実業務での「助け合い」に昇華させるにはまだ距離があるのが現状です。
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コミュニケーションの「イベント化」: 3ヶ月に1回というサイクルが、日常的な交流ではなく「3ヶ月に一度の行事」として固定化されつつあるという課題が見られました。
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帰属意識の醸成: 会社への満足度が向上したと回答した社員は50%に留まり、「1つのチームである」という意識を強固にするには、制度のさらなる改善が求められています。
今後の展望
ダッシュボード株式会社は、今回の結果を受け、「エンゲージミール」を入口とした、より踏み込んだ組織開発に着手する予定です。
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実施頻度の見直しと日常化: 交流をより高頻度かつカジュアルなものにするため、支給サイクルの短縮や運用の改善が検討されます。
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対話テーマの設定とアウトプット: 定期的に会社全体のテーマについて議論する場の設置や、1on1ミーティングの機会を拡充し、各自の思いをアウトプットできる仕組みが作られるでしょう。
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組織力の強化による提供価値の向上: 個々の繋がりを強固な組織力へと転換することで、チーム間の連携スピードを速め、より多角的な視点を持ったソリューションの創出に繋げることが期待されます。

社内のコミュニケーション活性化は、社員の働きやすさやモチベーション、満足度だけでなく、顧客に提供するサービスの品質を支える重要な基盤であると考えられています。ダッシュボード株式会社は、これからも社員の声に真摯に向き合い、進化し続ける強い組織を構築することで、顧客の期待を超える高品質なサービスの提供を目指していくとのことです。
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