2026年2月ゲーミングPC市場レポート:ドスパラが首位奪還、マウスが急浮上 ~『gg』が示す「実利ミドル」へのシフト~

テクノロジー

GPU別 市場動向:RTX 5070が首位を維持、RTX 5060 Tiが急浮上

2026年2月のGPU別閲覧動向では、「RTX 5070」が前月に引き続き最も注目されるGPUとなりました。前月は僅差だった「RTX 5070」と「RTX 5070 Ti」のシェア率が大きく開いた背景には、市場全体の価格上昇に伴い、高性能よりもコストパフォーマンスを重視する傾向が強まった可能性が指摘されています。

また、前月5位だった「RX 9070 XT」がランキング外となり、代わりに「RTX 5060 Ti (8GB)」が新たに5位にランクインしました。

順位 GPU 当月シェア 前月シェア シェア差
1位 RTX 5070 20.6% 19.5% +1.1pt
2位 RTX 5070 Ti 13.0% 18.6% -5.6pt
3位 RTX 5060 12.2% 11.5% +0.7pt
4位 RTX 5060 Ti (16GB) 9.1% 9.6% -0.5pt
5位 RTX 5060 Ti (8GB) 8.0% 4.3% +3.7pt

CPU別 市場動向:Ryzen 7 5700Xが引き続き最多シェア

CPU別では、1位から5位までのランキングに変動がなく、「Ryzen 7 5700X」が最も高い閲覧シェアを獲得しました。X3D系のシェア率が揃って低下していることから、CPU選びにおいてもコストパフォーマンスが重視される傾向が強まっていると分析できます。コストパフォーマンスに優れたRyzenシリーズの人気は、しばらく続くと予想されます。

順位 CPU 当月シェア 前月シェア シェア差
1位 Ryzen 7 5700X 23.7% 20.3% +3.4pt
2位 Ryzen 7 9800X3D 15.0% 16.2% -1.2pt
3位 Ryzen 7 7800X3D 9.9% 10.9% -1.0pt
4位 Ryzen 7 9700X 9.8% 9.4% -0.4pt
5位 Ryzen 7 7700 8.6% 7.4% +1.2pt

構成(GPU × CPU)別 市場動向:「RTX 5060 × Ryzen 7 5700X」が最多

当月最も注目を集めた構成は、前月に引き続き「RTX 5060 × Ryzen 7 5700X」でした。上位構成である「RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D」も一定の関心を集めていますが、前月4位と5位の構成がランキング外となり、「RTX 5060 Ti (8GB) × Ryzen 7 5700X」や「RTX 5070 × Ryzen 7 9700X」といった構成が新たに注目を集めています。

順位 構成 当月シェア 前月シェア シェア差
1位 RTX 5060 × Ryzen 7 5700X 7.8% 8.3% -0.5pt
2位 RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D 5.5% 6.1% -0.6pt
3位 RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D 5.1% 4.8% +0.3pt
4位 RTX 5060 Ti (8GB) × Ryzen 7 5700X 4.2% 2.3% +1.9pt
5位 RTX 5070 × Ryzen 7 9700X 3.6% 1.7% +1.9pt

価格帯別 市場動向:「20~30万円台」がボリュームゾーン

価格帯別シェア率

2026年2月の価格帯別動向では、20万円台が33.3%で最多となり、次いで30万円台が26.7%となりました。この結果から、「20万〜30万円台」が依然として市場のボリュームゾーンであることが確認できます。10万円台のシェアも2割を超えて維持されており、高性能な最新パーツへの関心は高いものの、実際の購入検討段階では「予算と性能のバランス」を重視するユーザーの現実的な選択傾向が浮き彫りになっています。

価格帯 シェア率
10万円未満 0.1%
10万円台 21.5%
20万円台 33.3%
30万円台 26.7%
40万円台 10.3%
50万円以上 8.0%

2026年2月 人気商品ランキング TOP10

2026年2月において最も注目されたゲーミングPCは、OZgamingの「【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 5700x・RTX5060」でした。全体的に、コストパフォーマンスと性能のバランスに優れたミドルレンジモデルが多くの関心を集めています。

順位 メーカー 商品名 シェア
1位 OZgaming 【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 5700x・RTX5060 2.8%
2位 Lenovo Lenovo LOQ Tower 26ADR10 2.1%
3位 OZgaming 【H26series】 Ryzen7 9700x・RTX 5070 1.7%
4位 OZgaming 【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 7800x3D・RTX5070 1.4%
5位 マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7A8X(ホワイト) 1.3%
6位 マウスコンピューター NEXTGEAR HD-A7G6T 1.2%
7位 MDL.make Ryzen7 5700X × RTX 5060 1.1%
8位 OZgaming 【4000D 性能重視モデル】 Ryzen7 9800x3D・RTX5070Ti 1.1%
9位 フロンティア FRGKB550/C/NTK 0.9%
10位 OZgaming 【P30series】 Ryzen7 5700X・RTX5060 8G 0.8%

メーカー別シェア TOP5

メーカー別のシェア率では、前月2位だった「ドスパラ」が首位に返り咲きました。また、前月ランキング外だった「マウスコンピューター」が2位に急浮上しており、1月末の在庫復活が大きく影響したと考えられます。3位の「OZgaming」は順位を維持した一方、前月首位だった「パソコン工房」が5位に後退するなど、上位陣の変動が激しい一ヶ月となりました。

この背景には、全体的な相場が高止まりする中で、ユーザーが「即納性」や「特定の人気構成の在庫状況」に敏感になっていることが挙げられます。特にマウスコンピューターは、在庫復活に合わせた積極的な露出が功を奏し、比較検討層を一気に取り込んだ形です。3月の決算期に向けて、各メーカーがどのような戦略でシェア争いを加速させるか、注目が集まります。

順位 メーカー 前月比
1位 ドスパラ ↑1
2位 マウスコンピューター ↑2
3位 OZgaming →0
4位 フロンティア ↑1
5位 パソコン工房 ↓4

『gg』について

『gg』は「goodな選択を、すべてのgamerに。」をコンセプトに、国内主要BTOメーカーのゲーミングPCを横断検索・比較できる国内最大級の検索サイトです。メーカー横断検索やGPU・CPU・価格帯での詳細フィルター、セール・キャンペーン価格の反映、毎日のデータ更新により、購入検討段階のユーザーに広く利用されています。

『gg』では今後も、ユーザー行動データに基づいた市場動向レポートを定期的に発信し、ゲーミングPC選びの透明性向上と市場理解の促進に貢献していくとのことです。

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