Ayasan、タイに10億円超投資 AIで生活支援サービスを統合しアジア展開へ

ビジネス

AIを活用したマッチングと品質管理の強化

サービスの核となるのは、AIを用いた顧客とサービススタッフのマッチングシステムです。自社開発のシステムがスタッフの経験、スキル、勤務実績、顧客評価、適性や性格などの情報を詳細に分析します。さらに、顧客の要望や利用環境との相性も考慮し、最適な人材を提案します。

サービス提供後の品質管理にもデジタル技術が活用されます。スタッフの勤務状況やスケジュール、過去のサービス履歴などをシステムで一元的に管理し、サービス提供の状況を継続的に把握します。これにより、ホームサービス業界で課題となりやすい人材紹介後の品質管理を標準化し、顧客が安心してサービスを利用できる環境を整備します。

Ayasanホールディングスの伊勢康太郎最高経営責任者(CEO)は、「顧客が安心してサービスを利用するために必要なものであれば、新しい技術や仕組みを積極的に試し、実際のサービスに取り入れていく」と述べています。今後は、顧客評価や利用履歴などのデータもAIで分析し、より適切な人材配置やサービス改善につなげていく方針です。

Ayasanのサービスアプリの紹介

2026年9月にアプリを全面刷新

2026年9月には、顧客向けアプリが全面的に刷新されます。新しいアプリでは、サービスの予約、決済、スタッフとのコミュニケーション、利用履歴の確認といった一連のプロセスをアプリ上で完結できるようになります。操作性の改善も図られ、利用者が日常的に手軽に使えるサービスを目指します。

また、ポイント制度も拡充されます。サービス利用で付与されたポイントは次回の予約に利用できるようになり、将来的には外部企業の特典などと交換できる仕組みも検討されています。これにより、利用頻度を高め、顧客との継続的な関係構築を図ります。

Ayasanの清掃サービス

タイでのモデル確立後、アジア各国へ展開

Ayasanホールディングスは、日本、タイ、インドネシアをグループの中核市場と位置付けています。清掃、育児、介護、送迎など、これまでサービスごとに事業者が分かれることが多かったホームサービスを、一つのデジタル基盤に集約し、利用者がまとめて予約できる仕組みを構築します。

事業拡大に伴い、サービスを担う人材への投資も強化されます。採用だけでなく、教育や勤務管理まで自社で手掛けることで、テクノロジーだけでは解決しにくいサービス品質の維持に努めます。

同社は「人」と「テクノロジー」の組み合わせを成長戦略の軸に据え、今後3年間をタイでの集中投資期間として、ホームサービスのデジタル化を推進します。タイで事業モデルを確立した後には、日本を含むアジア各国への展開を加速する方針です。タイで構築されるホームサービスの統合プラットフォームが、アジア市場へ横展開できるかどうかが、今後の成長を左右する重要な鍵となるでしょう。

Ayasanホールディングスの詳細はこちらで確認できます。
Ayasanホールディングス

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