快適性と視認性を追求した客席リニューアル
今回のリニューアルでは、観客の快適性と舞台の見やすさが大幅に向上しました。1階席前方中央ブロックは千鳥配置に変更され、2階席の配列も一部見直されたことで、舞台全体をより見渡せる客席環境が実現しています。また、1階席の通路幅が広がり、車椅子スペースも拡張されるなど、アクセシビリティへの配慮も強化されました。これにより、座席数はこれまでの1905席から1920席へと増加しています。
新しい客席椅子のデザインコンセプトは「華麗・躍動」です。深紅の色合いが客席空間に華やかさと品格をもたらし、劇場の雰囲気を一層引き立てます。座面には体圧をバランスよく分散させる「スパイラルサスペンション」構造が採用され、長時間の観劇でも負担を軽減する座り心地が実現しました。座席の奥行きをスリムにすることで、前席までの有効スペースも確保。さらに、背板は広がりを感じさせる扇形デザインとなり、着席時などに手を添えやすいよう機能性も向上しています。

城田優が語るリニューアル客席の魅力と劇場への想い
客席リニューアル工事が終盤を迎える頃、梅田芸術劇場メインホールの数々の公演に出演してきた俳優の城田優さんが来訪し、リニューアルされた客席の印象や劇場への深い想いを語りました。城田優さんは2027年に同劇場で上演されるミュージカル『RRR』では演出とW主演を、ミュージカル『ファントム』では演出とW主演を担う予定です。

新しい座席の印象と座り心地
城田優さんは、新しい座席の色味について「光沢感のある深いワインレッドになり、シャンデリアの輝くきらびやかな梅田芸術劇場メインホールに非常に合っている」と評価し、「とてもきれいでセンスが良くて、前の座席より断然気に入りました」と述べています。また、座り心地についても「足元がすごく広い! 僕は背が高いので、観劇するときはいつも後ろにいる方を気にして、必ずこうやって(足を前に出して、沈むように座る)観るので、前席との間隔が広いのはありがたいです」と、自身の経験を踏まえて快適性を強調しました。

千鳥配置と通路拡張への評価
1階席前方中央ブロックが千鳥配置になったことに対しては、「素晴らしい!」と称賛。「劇場へ観劇に来るとき、やっぱり座席はとても大事。特にミュージカルは上演時間が長いですし、お尻が痛くなってくると集中力がもたない、という方も多いと思います。このように機能性も考慮したうえで座席が新しくなることは、観劇する立場としても、舞台に集中していただきたいキャストやスタッフとしても、ポジティブなことでうれしいです」と、観客と演者の双方にとってのメリットを語りました。
さらに、1階席通路の一部が広がり、車椅子スペースが拡張されたことについては、「演者にとってもお客様にとっても、いいことばかりですよね。入退場時の混雑緩和につながるし、我々キャストが劇中で通路を走ったりすることもあるので、これだけ広ければ安心です。車椅子の方への配慮もさらに増して、より使い勝手が良くなっていますね」と述べ、舞台側から見た客席の景色も「通路が減ることですっきりしていて美しい」と感じたそうです。

梅田芸術劇場への深い思い
城田優さんは梅田芸術劇場メインホールの好きな点として、入口から広がるゴージャスな世界観と高揚感を挙げ、「2000人規模で収容できるキャパシティの劇場がそれほど多くないなか、これほど重厚感があるのは、東京の帝国劇場か、大阪の梅田芸術劇場か――というぐらいかと」と、その存在感を高く評価しています。また、楽屋の導線を含め「非常に親しみがある」と述べ、自身の出演してきた大阪公演の約7割から8割が梅田芸術劇場での公演であることから、「大阪といえばこの劇場、このエリアというぐらい、東京以外で一番足を運んでいる場所です」と、深い愛着を示しました。
特に思い出深い作品として『ファントム』を挙げ、「これまで3回(2014年・2019年・2023年)演じてきて、来年もまたやらせていただきます。(2019年から)演出もやっていますし、一番何の役でここに立っているかと言ったら、『ファントム』のエリックですね」と語っています。客席通路を多用した演出についても触れ、「お客様との一体感をつくりたい」「上演前から劇場全体を使ってお芝居の世界に引き込みたい」という思いがあったことを明かしました。また、客席降りについては「お客様のテンションを感じ、役柄によってはお客様と掛け合いができたりするので楽しいです。作品の世界の中にいる没入感を与えられるひとつの要素だと思っています」と、演者としての喜びを語りました。
梅田芸術劇場メインホールとミュージカルの相性についても言及し、「この劇場は音の反響がとてもいい。例えるなら、超高級な銭湯で歌っているような感じです(笑)」と表現。広さがありつつも響きが良い点がビッグタイトルのビッグナンバーに似合うと述べました。
34年ぶりの客席リニューアルについて、「時間というものは進んでいくもので、どうしても古くなっていくところがあるけれど、いい意味で年季が入り、歴史を重ねていく。34年間お客様の心をつかんできた劇場において、舞台を観るための一番のかなめだと思う客席の椅子がリニューアルされ、劇場の存在感や景色が変わると思います」と、劇場の未来への期待を語りました。「僕らはまず舞台稽古のときに誰もいない客席を見るのですが、そこにお客様が入ると空気も響きも変化するんです。新しい客席で味わうその瞬間が待ち遠しいです」と、新たな観劇体験への期待を膨らませています。

今後の展望と創作への意欲
今後、梅田芸術劇場メインホールでどのような作品を届けたいかという問いに対し、城田優さんは「やっぱりこの劇場にはスペクタクルな作品が似合うと思います」と語り、『ダンス オブ ヴァンパイア』や『テイクフライト』のようなスケールのある作品が合うと述べました。2027年に上演されるミュージカル『RRR』も大ヒットしたインド映画の舞台化であり、演出など半分オリジナルのクリエイティブな要素があるといいます。
将来的には、「いずれはゼロからオリジナルのスペクタクルな作品を、梅田芸術劇場さんと一緒につくれたらうれしいです。この2000人規模で収容できるキャパシティの劇場でやるには、それなりのイマジネーションを使って、大きな規模のものを生み出さないといけない。梅田芸術劇場メインホールの名に負けないプロダクションで、この劇場だからこそできる何かを届けたいです」と、オリジナル作品への強い意欲と、梅田芸術劇場メインホールならではの可能性に言及しました。
今後の公演予定
梅田芸術劇場メインホールでは、リニューアル後の客席で様々な公演が予定されています。城田優さんが演出・W主演を務める作品は以下の通りです。
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ミュージカル『RRR』
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脚本:谷貴矢(宝塚歌劇団) 城田優
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演出:城田優 尾上松也 谷貴矢(宝塚歌劇団)
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主演:尾上松也 城田優
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【大阪公演】2027年3月~4月 梅田芸術劇場メインホール
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ミュージカル『ファントム』
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脚本:アーサー・コピット
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作詞・作曲:モーリー・イェストン
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原作:ガストン・ルルー
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演出:城田優
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出演:加藤和樹/城田優(Wキャスト)、小南満佑子/飯田栞月(Wキャスト)ほか
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【大阪公演】2027年9月~10月 梅田芸術劇場メインホール
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梅田芸術劇場メインホールの今後の上演予定ラインナップは、公式サイトをご確認ください。
https://www.umegei.com/


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