花王BRCC調査:10年変わらない「理想の肌」と進化するベースメイク、次のトレンドは「余白を残す」肌づくり

ファッション・美容

10年間不変の「理想の肌」と変化するベースメイクの作り方

若年層がベースメイクで目指す「理想の肌」の項目には、2016年から2025年までの10年間、「毛穴の見えない肌」「透明感のある肌」「ツヤがある肌」が常に上位に挙げられています。特に、皮脂分泌が活発な若年層にとって「毛穴の見えない肌」は、なめらかな肌に見せたいという強い願望が反映されています。また、「透明感のある肌」や「ツヤがある肌」は、もともと肌がきれいであることへの憧れを示しています。

2026年の最新調査では、「透明感のある肌」に代わって「クリアな肌」が上位にランクインしましたが、これは透明感へのニーズが変化したのではなく、「濁りのない印象」を「クリア」と表現する傾向が広がったものと考えられます。

ファンデーションで手に入れたい質感の推移

一方で、この理想の肌を叶えるための「ベースメイクの作り方」には大きな変化が見られます。この10年間でコンシーラーやフェイスパウダーの使用率が大幅に増加しました。シミやそばかすをコンシーラーで細部までカバーし、さらにフェイスパウダーで化粧崩れを防ぎ、補整力を高めるという手順が定着しつつあります。このような、気になる部分ごとにアイテムを使い分けながら仕上げるベースメイクの背景には、SNS上で肌補整機能を用いた均一で完璧な肌表現が好まれる影響があると考えられます。

化粧品の使用率の推移

「作り込み疲れ」から「余白を残す」ベースメイクへ

「完璧な肌」を追求する手間のかかったベースメイクが主流となる一方で、そうした作り込みに負担感や疲れを感じる声も聞かれるようになりました。他人の評価よりも「自分が心地よい状態」を重視し、画一的な完璧さよりも「自分らしさ」や「個性」、「自然体の美しさ」を見直す価値観が広がりつつあります。

2026年の調査では、若年層が「ベースメイクをする際、完全には消さず残してもよい特徴」として、「そばかすや赤みを残しても良い」と答えた割合が中高年層に比べて6~10ポイント高い結果となりました。このことから、若年層が欠点を補正することよりも、自身の個性や自然さを重視する傾向がうかがえます。

花王BRCCのメイクアップアーティストは、こうした価値観の変化を背景に、これからのベースメイクとして「魅せるため」ではなく「自分のため」というアプローチに着目し、素肌の魅力を生かした「余白を残すベースメイク」を提案しています。

余白残しの3ステップベースメイク

「余白を残すベースメイク」では、ファンデーションを顔全体に均一に塗るのではなく、見た目トラブルの出やすい部分(目の下や頬の中心)を重点的に塗り、フェイスラインはあえて塗らずに仕上げます。これにより、首やデコルテと自然につながり、抜け感のある印象を演出できます。工程をシンプルにすることで、メイクにかかる時間にもゆとりが生まれ、日常の心地よさを損なわないベースメイクが可能になります。

Step1:下地は顔全体に薄く均一に

下地の塗り方

毛穴や色ムラをなめらかに整えるため、下地を顔全体に薄く均一に塗ります。カバー力の高い下地も薄膜で仕上げることで、透明感がアップします。

Step2:ファンデーションは顔の中心から広げる

ファンデーションの塗り方

少量のファンデーションを顔の中心から塗り始め、フェイスラインに向けてぼかすように広げます。これにより「余白を残す」ことができ、素肌感のある仕上がりになります。毛穴が気になる部分は、指先でくるくるとなじませ、最後にスポンジで優しくタッピングしてフィット感を高めます。

Step3:パウダーは点置きで仕上げる

パウダーの置き方

小鼻、鼻側面、額、眉山など、べたつきやすい部分のみに透明感のあるパウダーを「点」で置いていきます。頬の高い位置や鼻筋にはパウダーをのせず、素肌のツヤを活かしましょう。パフを二つ折りにし、肌に触れる面を小さくすることで、ツヤを消しすぎないよう調整します。

仕上がりチェックは50cm離れて全体印象を確認

仕上がりチェック

仕上がりの最終確認は、鏡から近距離ではなく、日常の会話距離(約50cm)で行うことが推奨されます。鏡から一歩下がり、正面、斜め、自然光の近くで確認します。もしカバーが足りないと感じたら、残ったファンデーションをごく少量、気になる箇所に指先で軽く重ねます。つけすぎたと感じた場合は、化粧水ミストで軽くなじませて、膜感や粉っぽさだけをオフしましょう。この「余白残しのメイク」は、仕上がりだけでなく気持ちも満足させてくれる「自分のための」ベースメイクの新しい基準となるでしょう。

おすすめのアイテム

花王BRCCからは、余白を残すベースメイクにおすすめのアイテムが紹介されています。

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花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターは、花王化粧品事業部門の中で、科学的エビデンスや生活者リサーチ、美容トレンドに基づき、Kao Beauty Brandsの全ブランドの基礎となる美容情報や技術を開発しています。また、Kao Beauty Brandsのサイトにおいて、美容の情報を監修しています。

美容に関するさまざまな情報は、ビューティコミュニティサイト「Kao Beauty Brands プレイパーク」で公開されています。

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