グンゼ「Tuché」が25周年 脚もとから広がるファッショントレンドの歩み

ファッション・美容

新たな時代の始まりとともに、脚を彩る『柄ストッキング』の登場

2000年代初頭は、「Y2Kファッション」に代表される明るくポジティブなミックスコーデが流行しました。ミニスカートやショートパンツに厚底ブーツを合わせるスタイルがストリートを席巻する一方、メイクや肌色のトレンドも大きく変化しました。

1990年代後半のガングロ・ヤマンバブームから一転し、「色白肌」や「透明感」を重視する「白ギャル」スタイルが急増。これに伴い、足元は網タイツの流行が落ち着き、ミュールやサンダルに「生足」を合わせるスタイルが台頭しました。

このような時代背景の中で、「生足でも、どこでオシャレに差をつけるか」という女性たちのニーズに応え、「脚もとからファッションを楽しむ」ことを提案したのが、Tuchéのデビューアイテムである「柄ストッキング」でした。ブランド名には、フランス語の「toucher(触れる)」というニュアンスが込められ、「肌に触れる心地よさ」と「心に触れる美しいデザイン性」の両立が目指されました。

色白トレンドによって脚の美しさが注目される中、脚を華やかに彩り、個性を主張する柄ストッキングは当時の女性たちの心を掴みました。当時の市場では300万足で大ヒットと言われる中、Tuchéは530万足という記録的な売り上げを達成し、「柄ストッキング」という新たなレッグファッション市場を創出しました。

360度、どこから見ても美しい脚へ。大ヒットの裏にあった地道な試行錯誤

美しい柄ストッキングは、デザインだけでは完成しません。シアー感(透明感)と丈夫さの両立はもちろんのこと、特に苦戦したのは「360度美しく見える柄づくり」でした。柄ストッキングは着用すると生地が縦にも横にも伸びるため、平面では美しく見える柄でも、はいた瞬間に見え方が変わってしまうという課題がありました。

様々な柄のストッキングを着用したマネキン

正面だけでなく、横から見ても、後ろ姿でも美しく見えること。そして、柄のつなぎ目がどこにあるか分からない自然な仕上がりであること。この理想を実現するため、柄の配置やデザインを何度も試作し、数えきれないほどの着用検証が繰り返されました。柄の見え方だけでなく、ウエストやパンティ部の快適性、肌ざわりまで細かく確認する、見えない部分まで妥協しないものづくりが、Tuchéらしいファッション性を支えています。

一過性のブームで終わらなかった理由―変わりゆく女性の価値観への対応

柄ストッキングで新たなレッグファッション市場を切り拓いたTuchéですが、ブランドが目指したのは、一つのヒット商品にとどまることではありませんでした。レッグウェアのファッショントレンドは変化が速いため、海外のコレクション情報や素材トレンドに加え、社員による街頭調査も毎月実施されていました。世の中のちょっとした変化にも気づけるよう常にアンテナを張り、次のトレンドにおいてどんなレッグファッションがマッチするかをリードする意識が重視されていました。

2000年代後半:「レイヤード(重ね着)」スタイルの大流行と『レギンス』革命

2000年代後半に入ると、ファッションはミニスカートやチュニックの下に何かを合わせる「レイヤード(重ね着)スタイル」が大流行しました。かつては「スパッツ」と呼ばれ、防寒や運動用として着られていたアイテムが「レギンス」と名を変え、黒の半端丈レギンスや、足首を細く見せる「トレンカ」が爆発的なブームを巻き起こしました。

Tuchéは、定番の黒レギンスから日常を彩る「デザインレギンス」を提案。中でも、デニム特有の濃淡や風合いを見事に再現した「デニム調レギンス」は、新しいファッションアイテムとして大ヒットを記録しました。

花柄スカートとデニム調レギンスを着用した女性

2010年代:「ファッションは我慢」からの脱却。「シンプル・きれいめ」なアウタースタイルの流行

震災などを経て消費者の価値観が変化し、過剰に飾り立てるよりも「無理をしないナチュラルさ」や「抜け感」が求められるようになりました。アウターにおいてもシンプルなスタイルやゆったりとしたシルエットがトレンドになり始め、「ファッションは我慢」というかつての常識から、世の中全体が「ラクさ」や「ストレスフリー」へと大きくシフトしていきました。

オフィススタイルでもTシャツやカットソーなどのカジュアルなアイテムが一般化するにつれ、「服のシルエットを邪魔したくない」「アウターにインナーのラインがひびかないものがいい」というニーズが急速に高まりました。

白いブラウスとネイビーのパンツを着用した女性

Tuchéは、「おしゃれを楽しみたいけれど、もう無理や我慢はしたくない」という価値観の変化と、パンツスタイルの広がりを捉え、2013年に「レギンスパンツ」を誕生させました。レギンスのような高いストレッチ性とラクなはき心地に、パンツとしてのきれいなシルエットを両立させ、毎日のコーディネートに取り入れやすいアイテムとして大ヒットしました。コロナ禍でおうち時間が増えた際にも、「ラクなのに、きちんと見える」と、ECを中心に多くの支持を得ました。

また、インナーウェアの展開を強化する中で、洋服からの見え方やカッティングに徹底的にこだわり、ショーツやハーフトップにおいて「縫い目0(ゼロ)」のシームレスアイテムを展開。「ファッションをきれいに、快適に楽しむためのインナー」という新たな基準を提案しました。

肌色のシームレスショーツ

2020年代:多様化する価値観と、「私らしさ」を楽しむ時代

コロナ禍を経て、人々のライフスタイルは大きく変化しました。オンとオフの境界線がシームレスになり、ファッションの自由度がさらに高まりました。「とにかくリラックスして癒されたい日」もあれば、「しっかり着飾って盛りたい日」もあるように、一人ひとりが自分の価値観やその日の気分に合わせて「私らしさ」を選択する多様性の時代へと突入しました。

黒いレースのブラジャー

Tuchéはこうした変化に合わせ、理想のボディラインを作る「神業盛」や、肌に溶け込むようにフィットするノンワイヤーブラ「hadaka bra」など、一人ひとりの多様なインサイトに応える多彩なアイテムを展開しています。レッグウェアから始まったTuchéは、女性たちが「ファッションをより自分らしく、快適に楽しむ」ためにどうあるべきかを問い続け、ライフスタイルアパレルへと領域を拡張しながら、今も進化を続けています。

25年愛される理由-お客様の声から見えた『Tuché』への信頼

25年にわたり、ファッショントレンドとともに進化を続けてきたTuché。その積み重ねは、現在「毎日のおしゃれに欠かせない一足」として、多くのお客様から支持されています。

愛用者へのアンケートからは、「脚がきれいに見える」「高級感がある」といったファッション性だけでなく、「肌触りがなめらか」「はき心地が良い」という快適性への評価が明らかになりました。さらに仕事や休日のお出かけ、旅行など、さまざまなシーンで着用されており、日常に寄り添うアイテムとして選ばれていることがうかがえます。

また、Tuchéの利用歴10年以上の方からの回答も多く寄せられました。親子3代で愛用されるなど、「いいものだから大切な人に伝えたい」という愛情のバトンが伝承されていることが読み取れます。

お客様からは、以下のような声が届いています。

  • 「肌触りも大変良く、今の季節、暑くなる前がいいタイミングです。柄ストッキングは少しキラキラ感があり、高級感もあり、大満足です。オシャレして出かける時にいいですよ。」(グンゼストア商品レビューより)

  • 「しっかりとフィット感がありサラッとした肌触り。一日中着用しても爪先の窮屈さを全く感じませんでした。仕事、プライベートともに常用です。伝線せず長持ちです。」(お客様アンケートより)

  • 「産後、敏感肌に悩んでいたときに、義母からグンゼをすすめられたのがきっかけでした。Tuchéは、機能性とファッション性の両方を備えているところが気に入っています。体の形に沿ったつくりや、肌触りの良さもTuchéならではだと感じます。同じように敏感肌で合う下着がなかった娘にもすすめたところ気に入り、今では親子3代で愛用しています。肌にやさしいのに、おしゃれなところを伝えたいです。」(お客様アンケートより)

ブランドに寄せられたお客様の声からは、見た目の美しさだけでなく、毎日身につけるものだからこその心地よさ、そして品質への信頼が伝わってきます。トレンドとともに歩みながら、「ファッション性」と「心地よさ」の両立を追求してきたものづくりこそが、25年にわたり愛され続けてきた理由です。

ファッショントレンドとともに歩み続けるブランド「Tuché」

25年にわたり、Tuchéが変わらず大切にしてきたのは、移り変わるファッショントレンドをいち早く捉え、その時代を生きる女性たちが本当に求める商品へと形にすることで、日々に彩りを添えることでした。

柄ストッキングから始まり、レギンス、レギンスパンツ、インナーウェアへと商品領域は広がりましたが、「ファッションをもっと自由に、もっと自分らしく楽しんでもらいたい」という想いは、ブランド誕生以来変わることなく受け継がれています。これからもTuchéは、移り変わるファッショントレンドとともに歩みながら、ライフスタイルや価値観に寄り添う商品を生み出し、皆様の日々を彩る新しい価値を届け続けていくことでしょう。

ブランドスケジュール

Tuchéの商品は、全国の量販店、小売店、GUNZE STORE(グンゼ公式通販)、グンゼ直営店などで購入可能です。

関連リンク

コメント