投資の目的と具体的な計画
今回の戦略的な投資は、生産能力の拡大に加え、研究開発(R&D)の推進や既存クリーンルームの有効活用を進めることで、欧州の半導体サプライチェーンを強化し、業界の需要に対応することを目指しています。
拡張計画では、既存の半導体製造施設を改修するとともに、最先端の製造装置が導入されます。また、キャンパス内の複数の施設を高速な自動搬送システムで接続し、一体的で効率的な生産環境を構築するなど、インフラの強化も進められる予定です。
50億ユーロ規模の設備投資プログラムは2026年初めに開始されており、建設や製造装置の設置に携わる専門技能者の雇用に加え、インテルでの技術系フルタイム職の創出も見込まれています。

アイルランドおよび欧州への貢献
今回の投資は、アイルランドの半導体エコシステムの成長と強化を支える重要な取り組みであり、同国を欧州有数の半導体製造拠点として位置付けるものです。また、最先端プロセッサーの域内供給体制を強化することで、欧州連合(EU)が掲げる「技術主権(Tech Sovereignty)」の実現にも大きく貢献します。
インテルは1989年にアイルランドで事業を開始して以来、同国に300億ユーロ以上を投資してきました。レイクスリップ・キャンパスはインテルの中でも最先端の製造拠点の一つであり、現在約4,900人を雇用しています。また、半導体技術の革新をけん引する拠点として、アイルランドが世界有数のテクノロジーハブとして評価されることにも大きく貢献しています。
関係者コメント
インテル エグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高技術・オペレーション責任者(CTOO)、インテル・ファウンドリー ゼネラルマネージャー Naga Chandrasekaran氏
「今回の50億ユーロの投資は、レイクスリップ・キャンパスの生産能力を最大限に高め、インテル・ファウンドリーのお客様への供給能力をさらに強化するという、当社の明確な意思を示すものです。既存の製造工場に最先端技術を導入し、最新鋭の製造装置を設置することで、Intel 3プロセスを採用したIntel Xeon 6や次世代Intel Xeonプロセッサといった重要製品の生産能力を拡大するだけでなく、アイルランドが世界最先端の半導体製造拠点としての地位を維持し、世界のテクノロジー産業における存在感をさらに高めていきます」
アイルランド Mícheal Martin首相
「インテルによるレイクスリップへの今回の数十億ユーロ規模の追加投資は、アイルランドの優れた人材と、欧州有数の先端製造拠点としての地位に対する強い信頼の表れです。技術革新が急速に進み世界的な競争が激化するなか、今回の事業拡大は強靭な半導体サプライチェーンの確保におけるアイルランドの役割を高めるとともに、イノベーション、生産性、持続可能な経済成長の分野で世界をリードし続けるという私たちの目標を後押しするものです」
アイルランド政府産業開発庁 Michael Lohan長官
「インテルはアイルランドにおいて最も長い歴史を持ち、戦略的にも極めて重要な投資企業の一つです。今回のプロジェクトは、アイルランドの高度な技能を備えた人材、イノベーションを支えるエコシステム、そして安定した事業環境の価値を示すものです。また、先端半導体製造におけるアイルランドの主導的な地位をさらに強化し、欧州の競争力向上と強靭なグローバルサプライチェーンの構築にも貢献します」
アイルランド政府産業開発庁 (IDA Ireland)について
アイルランド政府産業開発庁は、アイルランドの産業開発、海外からの直接投資等を推進する目的で設立された政府機関です。日本事務所では、欧州への進出を検討されている日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置など各種最新情報の提供のほか、現地視察、進出計画の立案から進出後のサポートまで幅広い支援を行っています。
- 過去のプレスリリースはこちらをご覧ください。


コメント