On Technologiesが「AI駆動経営プラットフォーム KUON」の開発に着手、AI前提の経営再設計へ

ビジネス

AI駆動経営とは何か

AI駆動経営とは、人がAIを個別に活用するのではなく、意思決定、業務遂行、統制・証跡管理といった経営プロセス全体をAI前提で設計し、AIが継続的に業務を支援・遂行する、AI時代の新しい経営モデルを指します。

これまでの企業におけるAI活用は、既存業務の一部にAIを後付けする形で導入されることが多く、部門や業務ごとにAI活用が分断されがちでした。その結果、AI活用の効果は個々の作業効率化にとどまり、企業経営全体の効率化に繋がる成果を得ることが難しい状況にありました。

On Technologiesは、AIの価値を最大化するためには、既存業務にAIを追加するのではなく、戦略、意思決定、実行、統制のプロセスそのものをAI前提で再設計することが不可欠であると考えています。

「KUON」の特長

「KUON」は、LegalOn TechnologiesとOn Technologiesが創業以来培ってきたアプリケーションレイヤーにおけるAI・LLM(大規模言語モデル)の応用ノウハウと、企業構造、経営理論、ガバナンス、ビジネスオペレーションに関する深い専門的知見(Professional AI)を活かして構築されます。高性能なLLMモデルを中核に据え、経営の最上流である「戦略決定」から「実行」に至る一連のプロセスとガバナンスの仕組みを、AI駆動で運用可能にすることを目指しています。

AI駆動型経営プラットフォームの構造

「KUON」が提供する主な特長は以下の通りです。

  1. 経営オペレーションをAI駆動に再設計
    企業経営のオペレーションを、価値創造、提供、販売の一連のサイクルとして捉え、各サイクルにおける「戦略決定」「細分化された意思決定」「実行」の一連のプロセスをAI駆動で運用可能な状態を構築します。
  2. 戦略決定から業務実行までを一気通貫で支援
    最上流の戦略決定から連なる意思決定と実行のプロセスをAIが継続的に支援し、必要なタスクの整理や実行を自律的に進められる状態を目指します。これにより、経営オペレーションの高速化と実行力の向上が支援されます。
  3. 判断根拠、権限、証跡を標準化して管理
    各オペレーションのプロセスにおいて、不正やインシデントを誘発しやすい工程に対して統制を効かせ、不正やインシデントの発生リスクを抑制します。
  4. リソース制約の軽減
    経営オペレーションをAI駆動化することで、人手や専門人材の不足によって生じていた業務上の制約を軽減し、より速く、継続的に意思決定と実行を進められる状態を目指します。
  5. Professional AIによる領域横断の連携
    LegalOn TechnologiesとOn Technologiesが培ってきたAI・LLMの応用ノウハウを活かし、法務、HR、営業、ガバナンスなど経営の主要オペレーションを横断するProfessional AIがプラットフォーム上で連携し、経営オペレーション全体を支援します。

プロジェクトパートナー企業の募集

On Technologiesは、「KUON」をいち早く活用し、AI駆動経営の実践と成功モデルづくりを共に進められるプロジェクトパートナー企業を募集しています。

  • 応募方法: 以下の応募フォームより申し込みを受け付けています。(英語での応募も可能です)
    https://on.tech/kuon

  • 募集対象: 自社の経営・業務をAI駆動へと変革することを望む企業

  • スケジュール(予定): PoC(概念実証)は2026年上期中を目処に開始し、正式リリースは2027年4月を目途としています。

  • 募集規模・選考: 応募企業の中から選定されます。応募多数によりプロジェクトパートナー対象企業とならなかった場合でも、β版の初期ユーザーとして優先的に案内される予定です。

  • 取り組み内容: 構想段階から共に取り組み、自社の業務にプラットフォームを適用しながらAI駆動経営の成功モデルを構築します。初期段階では、企業経営上不可欠な意思決定プロセス(申請、承認、確認、判断、実行、証跡管理を伴う業務)を対象に、AIを活用した新しい経営オペレーションのあり方を共同で検証し、そのスコープを徐々に経営戦略レイヤーまで拡張します。

プロジェクトパートナー企業には、対象業務や課題の共有、現行業務フロー・承認プロセス・利用システム・業務ルールの整理、サンプルデータや過去事例の提供、実務担当者・業務責任者によるフィードバック、処理時間・レビュー工数・承認リードタイム・証跡管理などの効果検証への協力が想定されています。初期段階では、システム連携や大規模なデータ提供を前提とせず、業務課題の整理やサンプルデータを用いた検証から開始することも可能です。

On Technologiesは、AI駆動経営と両立可能な新しいガバナンスモデルの構築、経営戦略立案・実行のAI駆動化、対象業務の整理、AI活用可能性の検討、PoC設計、プロトタイプの提供、検証結果の分析、運用上の論点整理などを支援します。AIによる自動化を超え、人間の承認、権限管理、判断根拠、監査証跡を前提とした実務適用のあり方を、AIと人が共同する新たな経営スタイルの確立をパートナー企業と共に検証していく方針です。

On Technologiesがこのプラットフォームに取り組む理由

On Technologiesの親会社であるLegalOn Technologiesは、約10年にわたり法務・契約という専門領域でAIを実務に実装し続けてきました。この過程で培われたのが「Professional AI」という考え方です。Professional AIとは、各領域固有の知識と判断基準を備え、業務プロセスへ深く入り込みながら専門業務を遂行するAIです。

On Technologiesはすでに、法務領域特化型Professional AI「LegalOn」、HR領域特化型Professional AI「WorkOn」、営業領域特化型Professional AI「DealOn」、ガバナンス領域特化型Professional AI「GovernOn」など、経営の主要領域を支援するProfessional AIを展開しています。これらのプロダクトに加え、マーケティング領域、IT・セキュリティ領域へとProfessional AIのコンセプトを拡張しています。

今回開発に着手する「AI駆動経営プラットフォーム KUON」は、これらの各領域のProfessional AIをハブとして繋ぎ、部門の壁を越えて経営オペレーションを統合する基盤となります。これにより、戦略決定から実行に至る一連のプロセスがAI駆動で自律的に回り始め、経営そのものが加速度的に成長サイクルを生み出す状態を実現することを目指します。

AI駆動経営は、これまでの企業経営における主要な制約であった「リソースの制約」から企業を解放し、グローバルにスケールさせる可能性を秘めていると見られています。経営レベルでのAI駆動化は極めて難易度が高いとされており、経営トップの強い先見性と揺るがない意志に支えられたリーダーシップが不可欠です。On Technologiesは、揺るがない意志を持つリーダーの経営レベルのAI駆動化をバックアップする存在となることを目指しています。

各領域のProfessional AIが自律的に専門業務を遂行し、KUONがそれらを束ねて部門の壁を越えた経営オペレーションを統合する仕組みを自ら構築できることが、On Technologiesの最大の強みであると説明されています。本プロジェクトを通じて、LegalOn Technologies / On Technologiesはプロジェクトパートナー企業と共に、AI駆動経営の確立とその実践、そして非連続の成長を実現していくとしています。

株式会社On Technologiesは、経営判断の質とスピードを高め、組織の意思決定やビジネスモデルそのものを進化させる「AI駆動経営」の実現をミッションに、専門領域に特化したAIプロダクトを開発・提供するテクノロジーカンパニーです。同社は今後も、高度な専門性を有するProfessional AIが個別または相互に連携し、顧客の経営全般を力強く支えるプロダクトの開発・提供に努めていく方針です。

On Technologiesの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
https://on.tech

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