SaaS利用の多様化とIT統制の課題
近年、業務システムのクラウド化とSaaSの利用が急速に拡大し、企業のIT環境は多様化・複雑化しています。一方で、IT人材の不足や運用負荷の増大により、SaaSの利用状況やアカウントの発行状況、各従業員への権限付与状況を十分に把握することが難しくなっています。
これにより、退職者アカウントの未削除、過剰な権限付与、未承認のSaaS利用(シャドーIT)といった管理の不備が生じやすくなり、不正アクセスや情報漏えいなどのセキュリティリスクが高まる要因となっています。
「IT Expert Services SaaS管理」の概要
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、このような課題に対応するため、中堅・中小企業向けITサポートサービス「IT Expert Services」の新ラインアップとして「IT Expert Services SaaS管理」を2026年7月13日より提供開始します。
このサービスは、企業内で利用されるSaaSと、各従業員へのアカウント発行状況を一元管理・可視化するものです。従業員の入退社や異動に伴うアカウントの新規発行・権限変更・削除を自動化し、不要なアカウント(シャドーアカウント)を検知することで、SaaS利用におけるIT統制の強化、セキュリティリスクの低減、SaaS管理業務の負荷軽減を実現します。なお、本サービスは、フリー株式会社が提供する「freee IT管理」を基盤としています。
主な機能
1. SaaSの利用状況の一元管理と可視化
企業内で利用されているSaaSおよびそのアカウント情報を統合的に管理します。本サービスが各SaaSとAPI連携し、アカウント情報や権限情報を自動的に取得します。取得した情報を従業員マスタと照合することで、各従業員がどのSaaSをどの権限で利用しているかを一元的に可視化します。さらに、従業員マスタと紐づかない不明なアカウント(シャドーアカウント)も検出可能です。

2. SaaS管理の自動化
従業員の入退社や異動に応じて、SaaSアカウントの新規発行・権限変更・削除を自動的に行うことが可能です。これにより、SaaS管理業務の効率化とライセンスコストの最適化に貢献します。

3. セキュリティリスクの検知とIT統制強化
従業員と紐づかない不明なアカウント(シャドーアカウント)に加え、企業で許可されていないSaaS利用(シャドーIT)の検出や、SaaSから外部へ共有されているファイルの把握が可能です。これにより、不正アクセスや情報漏えいなどにつながるセキュリティリスクの把握と是正を可能とし、IT統制の強化に貢献します。なお、本サービスは各SaaSとAPI連携しアカウント管理業務を自動化しますが、利用可能な機能や自動化の範囲は、連携先SaaSが提供するAPIの仕様によって異なります。
導入・運用サポートと関連サービス連携
「IT Expert Services SaaS管理」は、導入時の環境設定や導入後のSaaS追加設定などをリモートで支援し、導入から運用まで一貫したサポートを提供します。
また、SaaSの多要素認証によるセキュリティ強化、シングルサインオンによる認証・ID管理業務の負荷軽減を実現する「IT Expert Services ID管理」とあわせて導入することで、企業内でのSaaS利用におけるセキュリティ対策強化および運用負荷軽減を統合的に支援します。
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クラウドサービスの認証・ID管理を支援する「IT Expert Services ID管理」について:
提供価格
「IT Expert Services SaaS管理」の標準価格(税別)は、以下の通りです。
| 商品名 | 標準価格(月額) | 備考 |
|---|---|---|
| IT Expert Services SaaS管理 | 300円/ID | 最小ID数:20ID |
※IDとは、管理対象のユーザー数を指します。
詳細情報
「IT Expert Services SaaS管理」の詳細はこちらからご参照ください。
富士フイルムビジネスイノベーションの取り組み
富士フイルムビジネスイノベーションは、「何も起こらない、何も心配がない、オフィス環境へ。」をテーマに、IT機器の運用・管理支援からセキュリティ対策までを通じて、顧客が安心して働ける環境づくりを支援し、持続的な事業運営を支えていく方針です。


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