EdgeCortix、米空軍との実証でエッジAIプラットフォームの運用準備性を確立—DIUより「実証成功確認書」を受領

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EdgeCortix、米空軍との実証でエッジAIプラットフォームの運用準備性を確立—DIUより「実証成功確認書」を受領

空中給油機とF-35戦闘機

エネルギー効率に優れたエッジ向けの人工知能(AI)処理に特化したファブレス半導体企業であるEdgeCortix株式会社は、このたび米空軍との共同実証を完了し、その先進的なエッジAIプラットフォームが実運用に耐えうる準備が整っていることを実証しました。この成果を受け、米国防イノベーションユニット(DIU)より「Success Memorandum(実証成功確認書)」を受領したと発表しました。

実運用環境でAI推論性能を実証

今回の実証は、先進的なマルチドメイン実戦環境ネットワークとAI搭載ミッションシステムを想定した演習の一環として行われました。EdgeCortixのAIアクセラレータ「SAKURA-II」プラットフォームは、航空機を含む実運用環境において、高性能かつ低消費電力のAI推論性能を発揮することを証明しました。これにより、商用AIアプリケーションだけでなく、防衛分野のカスタムAIアプリケーションにも対応できる実用性が示されました。

米空軍予備役空軍試験センター(AATC)のKC-135運用試験ディレクターであるSpencer Liedl中佐は、「米空軍とEdgeCortixは共同でSAKURA-IIを実運用を想定したミッションシステムに統合し、大規模な航空演習において、実際の運用シナリオを想定した飛行中に、AI推論が戦術的に有用であることを実証しました」と述べています。

厳格な検証と試験を実施

DIUプロジェクトの一環として、EdgeCortixは以下の多岐にわたる検証と試験を実施しました。

AIベンチマークおよび性能検証

カーネギーメロン大学ソフトウェアエンジニアリング研究所(CMU SEI)の独立した検証支援のもと、AI性能評価が行われました。これにより、「SAKURA-II」プラットフォームのAI処理能力が客観的に評価され、その高性能が裏付けられました。

宇宙・月探査向け耐放射線試験

「SAKURA-II」AIアクセラレータプラットフォームは、NASAによる重イオン照射試験を受けました。この試験では、致命的な障害や重要な異常は発生せず、一時的な影響も極めて限定的であることが確認されました。この結果は、低軌道(LEO)からシスルナ空間に至る宇宙環境および防衛用途において、高い耐放射線性能を持つことを実証しています。この耐放射線評価は、EdgeCortixがこれまでNASAと共同で実施してきた軌道・月探査環境における「SAKURA-II」の耐環境性評価の成果をさらに発展させるものです。

統合および飛行試験

統合軍・同盟軍間での強靭なマルチドメイン実戦環境ネットワークを構築することを目的とした「Advanced Intelligent Gateway System」プロトタイプを用いた飛行試験が実施されました。このプロトタイプシステムは、厳しい環境条件および実運用条件下においても、戦術エッジで高度なAIワークロードを効率的に実行できることを実証しました。

次世代防衛・航空宇宙システムへの道を開く

今回のDIUからの実証成功確認書の受領は、EdgeCortixが開発した商用エッジAI技術が、防衛分野における実運用を想定した環境においてその有効性が認められたことを証明するものです。この成果は、今後の実運用への移行や量産化、さらには次世代の航空宇宙・防衛システムへの展開に向けた重要な基盤となります。また、今回の飛行試験により、EdgeCortixのプラットフォームの技術成熟度(Technology Readiness Level:TRL)も向上しました。

EdgeCortixの創業者兼CEOであるサキャシンガ・ダスグプタ博士は、「今回の成果は、SAKURA-IIプラットフォームが航空宇宙・防衛分野の厳しい要求に対応できることを示す重要なマイルストーンです。AIベンチマークおよび性能検証、耐放射線試験、航空機への統合、飛行実証を通じて、省電力エッジAIプラットフォームが、次世代の防衛・宇宙システムにおける信頼性の高い自律運用と堅牢なAI推論の実現に重要な役割を果たすことを示しました」と述べています。

EdgeCortix株式会社について

EdgeCortixは、2019年に設立されたファブレス半導体企業で、コネクテッド・インテリジェント・エッジ向けの半導体ソリューションのイノベーションを推進しています。東京に本社を置き、米国およびインドにオフィスを展開しています。同社は、エッジでの生成AIワークロード向けに特化した、シリコンベースのエネルギー効率の高いAIプロセッサを開発しています。

同社の特許取得済みハードウェア・ソフトウェア協調設計手法により、高効率かつランタイムで再構成可能なAIアクセラレータを実現し、防衛、航空宇宙、宇宙、スマートシティ、インダストリー4.0、ロボティクス、通信分野のエッジ推論において、業界をリードするワットあたり性能を提供しています。

EdgeCortix株式会社に関する詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.edgecortix.com/ja/

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