2026年夏休み海外旅行の全体像
2026年の夏休みシーズンでは、韓国が構成比36.2%、台湾が20.2%と、引き続き人気の旅行先として上位を占めています。しかし、前年同期と比較して最も構成比が伸びたのはベトナム(+3.6pt)で、続いてシンガポール(+2.9pt)、インドネシア(+1.8pt)、タイ(+1.0pt)となりました。このデータは、近距離の東アジアだけでなく、東南アジアやさらに遠いデスティネーションへと需要が広がりつつあることを示しています。
平均旅行代金が大幅に上昇した背景には、円安や物価高による旅行コスト全体の増加があります。これにより、「費用を抑えるために近距離を選ぶか、思い切って遠くへ行くか」という選択肢がより明確になっています。また、中東情勢の不安定化による燃油サーチャージの上昇も、長距離路線の単価を押し上げ、この二極化を加速させていると考えられます。
人気国TOP10と構成比の変化

上記の表は、2026年夏休みの人気国TOP10とその構成比を示しています。韓国、台湾は依然として高い人気を誇りますが、その構成比は前年から縮小しています。一方で、ベトナム、シンガポール、インドネシア、タイといった東南アジア諸国がシェアを拡大しており、特にベトナムの伸びが顕著です。これらのシェアを伸ばしたエリアは、韓国・台湾の約2倍の単価帯(13万〜16万円台)ですが、「少し高くても東南アジアでゆっくり過ごしたい」という旅行者のニーズが増加していることがうかがえます。
ハワイ(平均27.1万円)やオーストラリア(平均23.4万円)は、構成比こそアジア諸国に及びませんが、突出した高単価を維持しており、毎年一定数の需要がある「夏の特別な旅行先」として安定した人気を保っています。
ベトナムが夏休みの旅行先として急伸
2026年夏休みの海外ツアーで、ベトナムは全デスティネーション中で最大の+3.6ptの構成比拡大を記録しました。ベトナムへの予約者のうち、57.8%がダナンに集中しており、ホーチミン(17.9%)、ハノイ(16.7%)が続いています。

ダナン:ビーチリゾートと利便性で人気
ダナンの平均旅行代金は1人あたり153,162円、平均5.1日間と、ベトナム全体の平均を上回ります。ミーケービーチ沿いの5つ星ホテルや直行便の利用、往復送迎付きといったキーワードが人気のツアータイトルに並び、ビーチリゾートとしての需要が明確です。成田・羽田からの直行便で約6時間というアクセスの良さも、夏休みの旅行先として選ばれる大きな理由となっています。

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ホーチミン・ハノイ:都市観光とグルメの魅力
ホーチミン(平均109,926円/人)やハノイ(平均108,699円/人)は、ダナンよりも4〜5万円低い単価帯で、ベンタイン市場に近い好立地や旧市街スパ付きホテルなど、観光立地やグルメを訴求するツアーが中心です。日程も4〜5日間と短めで、費用を抑えつつ都市観光を楽しみたい層に支持されています。

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ベトナム旅行を牽引する層
ベトナムへの予約者の構成比で最も拡大したのは女性25〜29歳(+5.9pt)で、女性30〜39歳(+3.4pt)、女性40〜49歳(+3.1pt)が続いています。20〜40代の女性を中心に需要が広がっており、カップルや友人との2人旅の行き先として定着しつつあるようです。
シンガポールも急伸、東南アジアの新定番へ
2026年夏休みの海外ツアーにおいて、シンガポールは前年から+2.9ptの構成比拡大を記録し、ベトナムに次ぐ第2位の伸長を見せました。平均単価162,964円、平均5.0日間と、韓国や台湾の約2倍の単価帯でありながら、着実に需要を伸ばしています。
都市型観光が人気のシンガポール
シンガポールでは、都市観光を楽しむスタイルが定着しています。MRT駅直結、屋外プール・ジム完備、オーチャード駅から徒歩7分といった交通利便性の高いエリアに滞在し、観光やグルメを満喫するツアーが主流です。費用を抑えた充実の旅から、ロマンチックな屋上プールがある5つ星ホテルでの滞在まで、幅広いニーズに対応できるのが魅力です。

シンガポール旅行を牽引する層
シンガポールへの予約者の構成比で最も拡大したのは女性25〜29歳(+6.8pt)で、シンガポール予約者全体の21.8%を占める最大のセグメントとなっています。男性30〜39歳(+3.0pt)も拡大しており、20〜30代の若い世代がシンガポール旅行の主役になりつつあることがうかがえます。

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今後の海外旅行トレンド
2026年夏休みシーズンは、海外旅行の平均代金が過去最高水準に達し、旅行先のトレンドも東アジアへの集中から東南アジア、特にベトナムやシンガポールへの需要拡大へと変化していることが明らかになりました。費用を抑えつつ近距離を楽しむ旅と、少し高くてもリゾートや都市観光でゆっくり過ごす旅の二極化が進むでしょう。
多様な旅行スタイルに応えられるベトナムや、都市型観光が人気のシンガポールは、今後も幅広い世代から支持を集めるデスティネーションとして成長が期待されます。
NEWT(ニュート)について
『NEWT』は、「あたらしい旅行、あらゆる人へ。」をミッションに、旅行における新しい体験や社会価値の提供を目指すデジタルトラベルエージェンシーです。2022年4月より、かしこい、おトク、旅行アプリ『NEWT』を提供しています。
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