ERPC、Solana特化ベアメタルサーバーが東京・シンガポールで完売 – 高速VPSで入荷を待つ間に性能を検証可能

テクノロジー

Solana特化ベアメタルサーバーの人気の理由

ERPCのベアメタルサーバーは、Solana環境でのパフォーマンスを最大限に引き出すために設計されています。Agave validator requirementsで示されるCPU基準を大きく上回る高クロックCPUを採用し、ピーク時にも処理余力を確保することで、キューイングやジッターの発生を抑え、テールレイテンシの悪化を防ぎます。専有のベアメタル環境では、仮想化環境で起こりがちな「うるさい隣人」による影響もありません。

また、Solanaの主要ノードへの直結性も大きな特長です。ERPCは、配信元ノード、受信エンドポイント、処理ノードをSolanaバリデータが高密度に集積するプレミアムデータセンター内に配置しています。これにより、外部トランジットを挟まず、公共インターネットを経由しない短い経路を構成でき、距離に起因する遅延を設計段階で最小限に抑えています。この近接ネットワーク上の直結性が、ベアメタルの低遅延性能を支える基盤となっています。

これらの最適化された運用知見は、オープンソースのSolana運用ツール「SLV」にレシピとして集約されており、再現可能な運用基盤の上で提供されています。

完売中の代替策:高速VPSとウェイトリスト

東京とシンガポールは、アジア圏でSolana上のリアルタイム取引やbot運用を行う利用者からの要望が高いリージョンです。現在、両リージョンのベアメタルサーバーは完売状態ですが、ERPCでは以下の方法で対応しています。

  • ウェイトリスト登録: ERPCダッシュボードでウェイトリストに登録することで、入荷した在庫を優先的に案内してもらえます。在庫状況を何度も確認する手間が省け、次の入荷を逃さずに済みます。

  • 高速VPSの利用: ベアメタルサーバーと同じSolana特化データセンター・同じ近接ネットワーク上に、ERPCのVPSが展開されています。VPSは専有ベアメタルと完全に同一の性能を保証するものではありませんが、入荷待ちの間の検証環境や、接続元からの実測を確認するための高速な選択肢として利用できます。VPSは1時間単位からの時間課金で試すことが可能です。

VPSの性能と「Solanaへの距離」の重要性

ERPCのVPSも、多くの開発者に選ばれています。ベアメタルと同じチューニングの知見が適用されており、Solanaに近い場所で動くERPCのインフラを、より小さな単位から検証できます。接続元からのレイテンシやアプリケーションの実際の挙動、そして他のクラウド仮想マシンとの性能差を確認する上で有効な手段です。

以下は、ERPCのVPSと、同等スペックの大手クラウド仮想マシンを同じ条件で計測したベンチマーク結果の一例です。

ERPCと大手クラウドのベンチマーク比較

  • CPUスループット: 約1.9倍

  • メモリ帯域: 約3.2倍

  • ディスクIOPS: 約16.6倍

  • ディスクp99レイテンシ: テールで約25.7倍高速

同じシリコン、同じスペックのカタログ値であっても、実際の速度が異なるのは、ERPCのチューニング、つまりホスト構成、仮想化層、ストレージ、ネットワーク配置をSolanaのすぐ隣に最適化していることに起因します。このベンチマークは一例であり、実際の差はワークロード、接続元、時間帯によって変わるため、ご自身のワークロードに近い条件で比較することが推奨されています。

Solanaへの距離と速度の関係

取引に関わるSolanaのサーバーにネットワーク上で近いほど、処理速度は向上します。速さはコードやマシンのスペックだけでなく、「Solanaへのネットワーク上の距離」によって最終的に決まります。Solanaでは、ブロックを作るリーダーがスロットごとに切り替わるため、取引やデータがリーダー側の処理経路へより短いRTT(往復時間)で到達できる構成が、first-arrivalを重視する用途で有利となります。

ERPCは、Solanaのサーバーに近いデータセンターを選定し、外部トランジットを挟まず経路を短く保つことで、この「距離の近さ」を実現しています。同一ネットワーク上の直結ルートでは最小RTT約0.1msのような非常に短い経路を構成できる一方、外部トランジットを挟む遠回りの経路では中継が増え、遅延が大きく開く場合があります。ベアメタルとVPSのどちらも、この「Solanaへの距離の近さ」という基盤は共通しています。

時間課金で手軽に検証

ERPCのVPSは、1時間単位からの時間課金プランで利用できます。これにより、リスクを抑えながら検証を進めることが可能です。1時間だけ契約し、ご自身のbotやアプリの接続元から見た実際の挙動を確認し、その結果に基づいて月額・年額プランへの移行を判断できます。前述のベンチマークも、この1時間のトライアルの中で再現・比較することが可能です。

ERPCクレジットの購入や各種プランの支払いには、Crypto Pay(SOL / USDC / EURC)も利用でき、Solanaウォレットの資産から直接検証を始められます。

今後の入荷とサービス強化について

ベアメタルサーバーの入荷については、メモリをはじめとする部材の世界的な需要高騰により、在庫逼迫の影響を受ける見込みです。ERPCは仕入れ価格を抑え、現在の価格水準を維持するよう努めていますが、今後の仕入れ状況によっては価格の見直しが必要となる場合があります。ご希望のリソースやリージョンがある場合は、在庫があるうちに確保するか、ウェイトリストへの登録が推奨されます。ウェイトリストへの登録状況は、今後の入荷計画にも反映されるとのことです。

ERPCは、需要の増加に対して、供給体制の強化によって応えていく方針を示しています。Solanaアプリケーションごとに異なる要件に対応するため、Solana RPC、WebSocket、Solana Geyser gRPC、Solana Shredstream、Direct UDP Stream(Raw Shreds)、VPS、ベアメタルサーバー、専有 RPC、SWQoS、Pyth 対応 Price API、Jet Analytics & Indexed RPCなど、多様なサービスを同一プラットフォーム上で提供しています。

ELSOUL LABO B.V.は、オランダ政府の研究開発支援制度WBSOにおいて5年連続で承認を受けており、Solana特化インフラの研究開発を継続しています。その成果はERPCをはじめとする各種サービスに反映されています。

ご利用・相談について

ベアメタル・VPSの選定、リージョン構成、ウェイトリストへの登録、時間課金・月額・年額の使い分け、既存構成からの移行設計については、Validators DAO公式Discordにて個別相談を受け付けています。

ERPCは今後も、Solanaネットワークに近い場所で低遅延のインフラを提供し、その品質を誰もが同じ方法で確かめられる計測で示していく方針です。

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