「enXross DAO」とアクセラレータープログラムの概要
東京ドームは2023年より、エンターテインメントとイノベーションを融合させる「enXross(エンクロス)」プロジェクトを開始し、デジタル技術を活用した経済圏の創出や顧客体験の向上に取り組んでいます。
「東京ドームシティをエンタメテックの聖地にする」というビジョンを実現するため、Web3・XR・AI領域とエンターテインメント分野でのイノベーションを強化する目的で、2025年12月に「enXross DAO」が開設されました。この施設は、東京ドームが主催するビジネスアイデアコンテスト「enXross AWARD 2025」を勝ち抜いたファイナリストらを主な初期会員として迎え、Web3スタートアップ支援の実績を持つEmpireDAO創設者のマイク・フライエタ氏が運営するアクセラレータープログラムを提供しています。
プログラムでは、東京ドームシティのリアルアセットとの共創を模索しながら、国内外のメンター陣による実践的な指導のもと、事業計画のブラッシュアップ、現場に即した実証実験、ネットワーク構築が進められてきました。また、自律型AIエージェント「Kiroku」がプログラムの進行やガバナンスを24時間サポートするなど、新たな運営方法も積極的に導入されています。
enXross DAOに関する詳細情報は、公式サイトをご覧ください。
enXross DAO 公式サイト

「enXross Demo Day」の主な内容
プログラムの振り返りと今後の展望
プログラムディレクターのマイク・フライエタ氏(EmpireDAOファウンダー)をはじめ、パームジョット・バリア氏(MentorCamp CEO&ファウンダー)、赤木翔(株式会社東京ドーム enXrossプロジェクト代表)らが登壇し、約半年間のプログラムを振り返り、東京ドームシティとの共創を通じた次の進化に向けた展望を語りました。

マイク・フライエタ氏は、生成AIの台頭により環境が激変する中で、参加者同士がリソースやアイデアを共有し適応したこと、そして対面でのリアルな交流を重ねたことで、ソフトウェア開発以上に価値のある「深い信頼関係とコミュニティ」が形成されたことを強調しました。
続いて、パームジョット・バリア氏は、勇気とスピードを持って機会を掴むことの重要性に触れ、enXrossのプログラムが「幸運を掴むための機会」を最大化する場であると述べました。
赤木翔は、イノベーション拠点「enXross DAO」に多様な人々が集い、交わることで生まれる化学反応を通じて、世界的なプロダクトを創出していくという今後の展望を語りました。

スタートアップ7社によるプレゼンテーション
AI、XR、Web3の3つのカテゴリーから、プログラムの初期会員である計7社のスタートアップが登壇し、開発中のプロダクトのプレゼンテーションやデモンストレーションを実施しました。発表後のネットワーキングセッションでは、登壇企業と事業会社、投資家、一般来場者が新たな共創に向けた活発な議論を交わしました。
AI カテゴリー
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Roam(アメリカ)
AIネイティブな企業として、人とAIが高め合う「セカンドブレイン」ワークスペースを提案。東京ドームグループの松戸公産株式会社と協業し、FAX・紙・押印による承認業務を共有プラットフォームへ移行し、リアルタイム可視化を実現するテストを進めることを発表しました。
Roam 公式サイト

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Promote(英国)
ホテルや飲食店向けの動画レビュー生成支援サービスを紹介。ユーザーがガイドに沿って撮影するだけでAIが動画を自動編集し、SNSの再生回数に応じて報酬を得られる仕組みを解説しました。東京ドームシティでの実際の撮影事例も披露されました。
Promote 公式サイト

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Parakeet株式会社(日本)
どのようなPCでも最速0.06秒という超低遅延で動作する最先端のAIボイスチェンジャー「Paravo」を実演。多言語対応版の公開や、動画配信、企業での「話せる着ぐるみ」、場内アナウンスなどへの活用可能性が発表されました。
Parakeet株式会社 公式サイト

XR カテゴリー
- ティフォン株式会社(日本)
ロケーションベースXRコンテンツ開発の知見を活かし、将来的な生成AI×XRコンテンツ開発の第一歩として取り組んだ、生成AIを活用したサイネージのプロトタイプを発表しました。キャラクターと施設利用者の自然な対話を通じて3DCGモデルを生成し、体験価値を向上させる取り組みの知見と課題が共有されました。
ティフォン株式会社 公式サイト

Web3 カテゴリー
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LootGo(カナダ)
「歩いて稼ぐ」を金融の入口にするアプリを紹介。街を歩いて宝箱を開けるとステーブルコインがもらえる仕組みで、すでに7万人が利用しています。ポイ活感覚から始まり、決済や利回り機能を持つ「ネオバンク」への進化を目指すビジョンが語られました。
LootGo 公式サイト

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PLVR(香港)
ライブエンターテインメント向けインフラを提供するグローバル企業として、会場側がユーザーデータを取得・活用し、収益性の向上を実現するプラットフォームを発表しました。NFCリストバンドを通じたシームレスな顧客体験の提供をはじめ、取得データに基づくユーザーセグメントやベンダー分析といった具体的なソリューションが説明されました。
PLVR 公式サイト

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Effisend(メキシコ)
多くの来場者が行き交う会場における課題である「行列」を大幅に短縮するため、顔認証決済や迅速な入場システムを統合した次世代の会場向けプラットフォームを発表しました。来場者は直感的な設計により、複雑な操作なしで決済や会場案内などのデジタルサービスへシームレスにアクセスできる点が説明されました。
Effisend 公式サイト

第2期アクセラレータープログラムについて
本プログラムの取り組みをさらに加速させるため、2026年10月からスタートする第2期アクセラレータープログラムの参加チーム募集が開始されています。第2期では、東京ドームグループが持つリアルアセットと革新的なテクノロジーを掛け合わせるため、以下の3つのテーマでスタートアップを募集します。
募集テーマ
- 不都合をエンタメに変える
待ち時間や人手不足などのリアルな課題を、より楽しい顧客体験へと変換するアイデアが求められます。 - 街と空間のポテンシャルを解放する
今あるリアルアセットにデジタル技術を掛け合わせることで、新たな価値と賑わいを創出する提案を募集します。 - どこにいても繋がる熱狂をつくる
現地(リアル)にいる瞬間だけでなく、365日の日常に楽しさを届ける仕組みを創出するアイデアが対象です。
第2期 募集要項
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プログラム期間:2026年10月〜2027年3月(約6ヶ月間)
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支援内容:メンター陣による指導、実証フィールドの提供、コワーキングスペース「enXross DAO」の利用権(1年間・最大3名)など
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募集対象:プレシード期、シード期。エンターテインメントとWeb3、AI、XR領域を掛け合わせたアイデア・プロダクトを開発中のチーム(国籍不問)
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応募締切:
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優先選考締切:2026年7月12日(日)23:59まで
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最終応募締切:2026年7月26日(日)23:59まで
(いずれも日本時間)
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その他、応募方法などの詳細情報は、以下のenXross公式noteおよびDiscordコミュニティで確認できます。
今後も「enXross DAO」を拠点として、国内外のスタートアップやクリエイターとのオープンイノベーションを推進し、新たなエンターテインメント体験の創出に挑戦していくとのことです。


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