フィジカルAIの社会実装と産業応用を探る:AndTechがWebオンラインセミナー開催

テクノロジー

セミナーの背景と目的

フィジカルAIは、AIをロボットなどの物理的なハードウェアに実装し、実世界を認識して環境変化に柔軟に対応する能力を持つAIを指します。これにより、ロボットの活用が産業用途だけでなく、家庭環境など身近な場所へと拡大することが期待されています。本セミナーは、フィジカルAIの最新動向から、移動ロボットのAIベース制御、触覚センシング技術、そして日本企業が顧客価値創出へと舵を切るための戦略的視点まで、幅広いテーマを網羅する内容となっています。

講演プログラムと講師陣

本セミナーでは、以下の4部構成で専門家による講演が行われます。

第1部:フィジカルAIの動向と今後の展望

講師:株式会社日本総合研究所 先端技術ラボ / 次長 近藤 浩史 氏

フィジカルAIが注目される背景にある生成AIの技術動向を踏まえ、フィジカルAIの定義、実例、研究動向、そして今後の展望について解説します。ロボットにおける生成AIの活用方法やロボット基盤モデルの動向など、フィジカルAIの全体像を理解するための重要な情報が提供されます。

第2部:フィジカルAIを拓くナノ触覚センシング-質感情報のデジタル化とその応用-

講師:国立大学法人香川大学 創造工学部 / 教授,微細構造デバイス統合研究センター / センター長 高尾 英邦 氏

人の手触りや質感をナノ触覚センサとAIによって「測れる情報」として扱う技術について学びます。表面の微細な凹凸、摩擦、硬さといった触覚情報をデジタル化し、製品評価、医療、福祉、ロボット、製造現場などへの応用可能性を理解します。CEATEC AWARD 2023 デバイス部門グランプリを受賞した「マルチフィジクス・ナノ触覚センシング」を中心に、触覚センシングの現在地と可能性が紹介されます。

第3部:生成AIの現在地とロボティクスとの融合 〜サイバー空間から物理世界へ〜

講師:株式会社デンソー 研究開発センター / シニアアドバイザー 成迫 剛志 氏

生成AIを「汎用技術」として捉え、それが社会・産業構造に与える変革の本質に迫ります。AIがサイバー空間から物理世界へと進出し、ロボットや自動車と融合する「フィジカルAI」がもたらす変化を、自動運転のエンドツーエンドAI化や対話型ロボット群、エッジAIによる自律機械の登場といった具体的事例を通じて解説します。日本企業が直面する課題と新たな顧客価値創出の機会についても言及されます。

第4部:フィジカルAIによる自律移動ロボットの設計と実装

講師:明治大学 専任教授 森岡 一幸 氏

自律移動ロボットへのフィジカルAI導入の現状と、2017年頃から取り組まれてきた移動ロボットのAIベース制御について紹介します。特に、仮想環境での強化学習モデルを実際のロボットに適用する「Sim-to-Real転移」により、汎用的で柔軟な行動が実現できる様子を、技術のポイントや実機システム開発の実際、社会実装に向けた展望と共に概観します。世界的IT企業や最先端の研究施設でなくても、実世界でスムーズに動作するロボットのためのAIが作れる可能性が示されます。

本セミナーで学べる知識・解決できる技術課題

本セミナーを通じて、参加者は以下の知識や技術課題の解決に役立つ情報を得ることができます。

  • フィジカルAIが注目される背景にある生成AIの知識

  • フィジカルAIが実活用されている事例

  • フィジカルAIに関する研究動向と将来の見通し、普及の課題

  • フィジカルAIに「触覚」を与えるためのセンシング技術の基礎

  • 手触りや質感など、主観評価に依存してきた感覚情報を数値化する方法

  • ナノ触覚センサによる高分解能な表面状態計測の原理

  • 触覚データとAIを組み合わせた素材識別・質感認識の考え方

  • 感性価値を製品開発や品質評価に活用するための視点

  • 医療、福祉、ロボット、製造現場における触覚センシングの応用可能性

  • 生成AIを「汎用技術」として捉える視座と、過去の技術革新からの教訓

  • 日米企業における生成AI活用目的の違いと、競争力格差の構造

  • フィジカルAI(Embodied AI)の定義、構成要素、アーキテクチャ

  • 生成AIとロボットを連携させた協働システムの具体的実装事例

  • ティーチングレスでのロボット制御、多能工化、自律復帰など製造現場への応用可能性

  • エッジAIの最新動向と、自律機械が普及する近未来像

  • 日本企業が顧客価値創出へと舵を切るための戦略的視点

  • フィジカルAIの現状と学習の方法、自律移動ロボットへの適用

  • Sim-to-Realの実際とROSロボットへの実装

開催概要

  • テーマ: フィジカルAIの社会実装・産業応用に向けた研究・開発の最新動向と課題・将来展望

  • 開催日時: 2026年07月27日(月) 11:00-17:05

  • 参加費: 60,500円(税込) ※電子にて資料配布予定

  • 詳細・お申し込み: https://andtech.co.jp/seminars/1f14f52a-79a8-6904-aad2-064fb9a95405

  • WEB配信形式: Zoom(お申し込み後、URLを送付)

株式会社AndTechについて

AndTechの事業内容と企業理念を示す図

株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫)は、化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、幅広い分野のR&Dを担う企業向けに情報を提供する研究開発支援サービスを提供しています。一流の講師陣による「技術講習会・セミナー」をはじめ、「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった多様なサービスを通じて、クライアントの新規事業領域進出や市場開拓を効果的に支援しています。

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