エクスペリサス、新潟県で欧米富裕層向け高付加価値観光体験を開発・販路構築

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プロジェクトの概要

目的

新潟県には、「佐渡島の金山」のような世界文化遺産、人間国宝級の伝統工芸、燕三条の優れた金属加工技術、そして雪解け水が育む酒造り文化といった、他に類を見ない豊かな地域資源が数多く存在します。しかし、これまでは富裕層旅行者を受け入れるための体制整備が課題とされていました。

本事業では、消費単価が高い欧米の富裕層を主要ターゲットに設定しました。地域事業者と協力して高付加価値な体験を開発・向上させ、販売体制を整え、海外の顧客に向けたプロモーションを展開することで、訪日旅行者による消費額の増加と、地域経済の持続的な発展を目指しました。

コンテンツ開発

エクスペリサスは、「日本固有の観光資源」「希少性」「高い品質基準」という3つの視点を取り入れ、欧米の富裕層が「新潟を訪れたい」と感じるような体験コンテンツを開発しました。これらの体験は、職人や地域の方々との交流を重視した限定的な内容であり、通常の観光では得られない、新潟ならではの価値が凝縮されています。

以下に、開発されたコンテンツの具体例を紹介します。

  • 佐渡エリア:人間国宝・伊藤赤水氏に学ぶ、世界遺産・佐渡金山の大地が生む無名異焼の美
    2024年に世界文化遺産に登録された「佐渡島の金山」から採れる土を使った無名異焼について学び、特別な陶芸制作を体験できるプログラムです。世界文化遺産と人間国宝級の伝統工芸が融合した、新潟ならではの貴重な体験を提供します。

  • 燕三条エリア:燕三条「玉川堂」で体感する、一枚の銅から生まれる日本の美意識
    日本有数の鎚起銅器ブランド「玉川堂」にて、江戸時代から受け継がれる「鎚起銅器」の職人による工房見学プログラムです。200年以上にわたり継承されてきた高度な金属加工技術を、職人との対話を通じて直接体験できる貴重な機会です。
    職人が木製の器のようなものに集中して手作業で加工している様子

  • 湯沢・魚沼エリア:雪と里山醸造所 世界に一つだけのクラフトサケアッサンブラージュ体験
    日本初の女性クラフト酒蔵創業者であり、ワインテイスティング資格WSET Level 3を保有するデュケット智美氏による、魚沼の雪解け水で育まれた複数の原酒をブレンドする「アッサンブラージュ」体験です。参加者は自身の味覚と感性で「世界に一つだけの自分だけの日本酒」を創り出すことができ、新潟・魚沼の豊かな酒文化を五感で感じられる希少な体験です。
    白い頭巾と手袋を着用した人物が、湯気を立てる木製の容器に入った白い粒状の食材を扱っている様子

海外販路開拓・プロモーション施策

開発されたコンテンツは、2026年1月14日と15日にテストマーケティングが実施されました。市場からのフィードバックを反映して最終調整が行われた後、エクスペリサスが運営する会員限定ECサイトに掲載されました。これにより、直接・間接を合わせて6万社以上の富裕層向け旅行会社ネットワークへの販売ルートが整備されました。

プロジェクトの背景とエクスペリサスの役割

日本政府は、2030年までに訪日外国人旅行者数6,000万人、消費額15兆円という目標を掲げており(2026年3月閣議決定)、地方への高付加価値旅行者の誘致に関心が高まっています。観光庁の調査(2025年11月更新)によると、訪日1回あたり100万円以上を消費する高付加価値旅行者は、訪日旅行者全体の約2%(約59万人)にとどまるものの、消費額では約19%(約1兆円)を占めています(2023年時点)。

欧米の富裕層市場では、「Quiet Luxury(クワイエット・ラグジュアリー)」と呼ばれるトレンドが顕著になっています。これは、ぜいたく品の消費よりも、地域コミュニティとのつながりや「本物の文化体験」を深く楽しむことへの関心が高まっていることを示しています。新潟県が持つ世界文化遺産、伝統工芸、酒文化は、この層と非常に親和性が高いと考えられます。エクスペリサスが持つ「製販一体型」のビジネスモデルを活かした体験開発と海外販売は、地方への富裕層誘客を促進すると期待されます。

エクスペリサスのこれまでの事業展開

エクスペリサスは、「100年先へ、文化が受け継がれる『仕組み』を創る。」というPurpose(存在意義)を掲げ、持続可能な観光による地方創生を実現する「社会インフラ」の構築を目指し、2017年1月の設立以来、訪日富裕層旅行市場のリーディングカンパニーとなることを目指してきました。

BtoB型承認制プラットフォーム「XPERISUS.com」のリリースを皮切りに海外富裕層向け事業を開始しましたが、COVID-19パンデミックの影響で一時的に海外販売事業を停止しました。しかし、この期間を事業基盤強化の好機と捉え、国内富裕層向け事業、法人向け事業(BtoB)、官庁自治体向け事業(BtoG)へと戦略的に事業領域を拡大しました。

この多角化により、官庁自治体や企業との連携を通じて独自の高付加価値体験の創出に積極的に取り組み、毎年数百ものコンテンツを生み出しています。現在では、直接・間接を合わせて6万社以上の富裕層向け旅行会社ネットワークを保有し、数百もの富裕層向けの旅・体験を「XPERISUS.com」を通じて世界中に展開する、訪日富裕層旅行市場における製販一体型の革新的なビジネスモデルを確立しています。

その結果、2022年5月期には前年比400%の成長率を記録し、年間黒字化を達成。2023年5月期には2期連続での黒字を確保し、本格的な成長フェーズに移行しました。2022年10月の入国制限緩和に伴い海外販売事業を再開し、2023年11月には世界的なラグジュアリーツーリズム・コンソーシアム「Serandipians」に加盟するなど、グローバルネットワークの拡充を継続的に推進しています。
エクスペリサスのビジネスモデル図

なぜ「海外富裕層」に特化するのか

観光庁の調査(2025年11月更新)によると、訪日1回あたり100万円以上を消費する高付加価値旅行者は、訪日旅行者全体のわずか約2%(約59万人)ですが、消費額では約19%(約1兆円)を占めています(2023年時点)。しかし、その多くは大都市圏に集中し、地方への消費は限定的であるのが現状です。

エクスペリサスが海外富裕層に特化するのは、この大きな機会を地域に還元し、地方創生につなげるためです。富裕層旅行者は滞在日数が長く、リピート率も高い傾向があります。また、少人数でありながら消費額が大きいため、オーバーツーリズムなどの観光公害を回避しつつ、地域経済に大きな効果をもたらすことができます。量よりも質を重視するこのアプローチこそが、持続可能な観光による真の地域活性化を実現する鍵であると考えられています。

共に日本の魅力を世界へ発信する社員を募集

エクスペリサスでは、さらなる事業拡大に向けて、積極的に採用活動を進めています。日本の隠れた魅力を発掘し、世界の富裕層に感動体験として届けるという、やりがいのあるミッションに共感できる方を求めています。
XPERISUSのロゴが映るスクリーンを背景に、多くのメンバーが笑顔でポーズをとっている集合写真

募集職種

  • 国内事業部

    • トラベルコーディネーター:世界の富裕層マーケットへ日本の魅力を発信・提供

    • 商品企画・開発:企業や自治体と連携し、高付加価値な観光体験モデルを企画・開発

  • 海外事業部

    • 海外営業:アライアンス営業を軸に、旅の企画設計から実施品質の管理、アフターフォローまでを一気通貫

    • ガイド・通訳案内士:来日している富裕層のお客様の旅行をフルサポート

    • インバウンド旅行手配:日本各地のサプライヤーと連携しながら、旅を“体験として成立させる”

  • コーポレート本部

    • 法務:IPO準備の中核メンバーとして法務機能をリード

    • システム:社内向けシステムおよびWebサイトの運用に向けた検証・改善・意思決定をリード

詳細な募集要項や選考プロセスについては、エクスペリサスの採用サイトをご覧ください。
採用サイト

会社概要

  • 会社名:エクスペリサス株式会社

  • 設立:2017年1月

  • 代表取締役:丸山 智義

  • 所在地:東京都渋谷区渋谷1-15-12 LAIDOUT SHIBUYA

  • 主な事業

    • 高付加価値体験の開発、販売

    • 訪日富裕層市場におけるBtoBプラットフォームの提供

  • URLエクスペリサス公式サイト

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