@cosmeが予測する2026年下半期の美容トレンド:「まるごと日差し対策」から「ガジェ美スキンケア」まで、6つのキーワードを解説

ファッション・美容

2026年下半期のNEXTトレンドキーワード

発表されたNEXTトレンドキーワードは以下の6つです。

  • まるごと日差し対策

  • 血色パンダチーク

  • ガジェ美スキンケア

  • 仕込みフィルター肌

  • 推し事美容

  • サプリ水

@cosme ベストコスメアワード 2026下半期トレンド予測

今回は、特に注目される「まるごと日差し対策」「血色パンダチーク」「ガジェ美スキンケア」について詳しくご紹介します。

まるごと日差し対策

近年、「二季化」と呼ばれる現象が進み、夏のような暑さが例年よりも早く、そして長く続く傾向にあります。このような気候変動は、日差し対策に対する人々の意識や購買行動にも変化をもたらしています。

まるごと日差し対策

進化する紫外線対策アイテム

定番の紫外線対策アイテムであるサングラスと日焼け止めは、さらなる進化を遂げています。

  • サングラスの普及拡大
    サングラスは、コンビニエンスストアや大手アパレルショップでも販売されるようになり、その販路が拡大しています。2026年4月に行われた「化粧品に関するアンケート」では、全体の約33.2%の人が「目からの紫外線対策として、サングラスを使用することが以前よりも増えた」と回答しています。大手メガネメーカーのジンズも、2026年3月のサングラスカテゴリー全体の売上が前年比127%と好調に推移しているとコメントしており、紫外線対策としてのサングラスの必要性が一般的に浸透していると考えられます。
    JINSコメント

  • 日焼け止め市場の成長と多様化
    日焼け止め市場も拡大を続けており、インテージのデータによると、2024年10月~2025年9月の市場規模は836億円に達し、2年前と比較して118%もの伸長が見られます。これまでの日焼け止めは、ドリンクやスティック、パウダー、ミストなど様々な形状が登場しましたが、2026年は塗り心地にこだわった「新質感」がトレンドとなることが予測されます。

    このような質感や用途の多様化を背景に、クチコミでは「日焼け止め迷子」というワードの出現率が、前年同期比で1.6倍に増加しています(2026年3月末時点)。暑さの長期化と早期化に加え、商品数や機能・質感の多様化により、自分に合った日焼け止めを選ぶことに悩む人が増えていると考えられます。
    日焼け止め迷子 昨対1.6倍
    新質感日焼け止め例

また、日焼け止めの使い方も変化しており、全体の約39.3%が「部位によって日焼け止めを使い分けている」と回答しており、一人当たりの所有数が増加していることがうかがえます。紫外線による肌ダメージへの意識も高まっており、アフターケアを含めた「まるごと日差し対策」が定着していくでしょう。

血色パンダチーク

小顔効果や若々しい印象を与える「中顔面短縮メイク」が定着しつつある中、次に注目されるのは「チーク」です。これまでは涙袋メイクやノーズシャドウなどで目の下の余白を埋めるメイクが主流でしたが、K-POPアイドル発の「ミュートメイク」の影響もあり、チークを広範囲に塗るメイク法が広がりを見せています。

血色パンダチーク

広がるチークの塗り方

チークを塗る範囲を広げ、目元のアイシャドウとの境界を曖昧にするメイクが注目を集めています。最近のチークはシアーな発色のものが多く、広範囲に入れても自然な仕上がりになるため、メイク初心者でも挑戦しやすい点が人気の理由です。

アンケート調査では、全体の約22.2%が「以前よりもチークを広範囲にのせるようになった」と回答しており、40代でも約20.1%が同様の傾向を示しています。このことから、目元とチークをつなげるメイクは、若い世代だけでなく大人世代にも取り入れやすい方法であることがわかります。

中顔面短縮メイクが更に進化、2026年下半期は「チークで顔の余白を埋める」がトレンドに!?

2026年新作チークを見ても、KATEの「バウンシーチークシャドウ」やSHISEIDOの「カラー+グロウ エンハンサー」といった、チークとアイシャドウ両方に使えるマルチユースな新製品が登場しています。これらの商品に対しては、「統一感が出てかわいい」「目元とチークを繋げるメイクができて優秀」といった声が寄せられており、まるでパンダの目のように目元から頬まで広く血色感をのせる「血色パンダチーク」が、今後さらに注目されるでしょう。

血色パンダチーク Before After
血色パンダチーク 目の真下(涙袋のすぐ下)にじゅわっとした血色感をのせて重心UP

KATEのPR担当者は、「目もとから頬までシームレスに色を広げることで、目もとの存在感をさらに高められると考え、新しいメイク提案を行いました」とコメントしています。アイシャドウとチークを同一パレットで仕上げることで、色と質感に統一感が生まれ、顔全体に一体感のある洗練された印象を叶えられる点がポイントであるとのことです。
KATE PR 担当 若井 麻衣 氏 コメント

ガジェ美スキンケア

これまで特別なケアとして位置づけられていた美顔器が、近年、日常的に使用する美容アイテムへと変化しつつあります。

ガジェ美スキンケア

美顔器市場の広がりと日常化

@cosmeのクチコミデータを見ると、「美顔器」というワードの出現率は前年比1.4倍に増加しています。さらに「美顔器デビュー」は1.2倍、「美顔器初心者」は1.6倍に伸長しており(2026年3月末時点)、美顔器への関心の高まりがうかがえます。

美顔器の裾野が拡大中

この市場拡大のきっかけの一つは、韓国の美容ブランドMEDICUBEの美顔器の流行です。韓国版@cosme「GLOWPICK」によると、2023年に同社製品が爆発的に流行し、日本にもその波が広がりつつあります。日本国内でも、パナソニックやヤーマンといった老舗ブランドが機能進化を続ける一方で、シンプルな機能で初心者でも使いやすい美顔器が年々増加しています。

デザイン家電メーカーのA-Stageは、「機能・使いやすさ・デザインと手に取りやすい価格のバランスを追求した結果、ユーザーの裾野が拡大している」と回答しています。また、大手家電量販店のヨドバシカメラも「数年前と比較して、シンプルな機能の製品が好まれる傾向が強い」「美容に対して求められる箇所・パーツが鮮明になっており、要望もより具体的になっている」とコメントしており、鼻や口腔内などパーツ専用の美顔器も今後注目を集めるでしょう。

韓国では1家に1台が当たり前に
A-Stage 代表取締役社長 藤岡 毅 氏 コメント
株式会社ヨドバシカメラ 家電商品事業部 福澤 慶一 氏 コメント

併用スキンケアへの関心

美顔器が日常に浸透することで、新たに「併用するスキンケア」への意識が高まっています。アンケート調査では、これまでに美顔器を購入したことがある人のうち約25.1%が「美顔器を使うときは、どんなスキンケア化粧品と組み合わせるかが大事だと思う」と感じています。同時に、約31.5%が「美顔器を使用する際のスキンケアアイテムがわからない」と回答しており、新たな悩みが浮上している様子も見受けられます。

まいこホリスティックスキンクリニック院長の山崎まいこ氏は、美顔器との併用にはジェルタイプが推奨されること、ピーリング成分やスクラブ系、刺激が出やすい美容成分(レチノール、高濃度ビタミンCなど)は避けるべき成分であることを解説しています。導入前にナイアシンアミドやパンテノールなどを使用し、機器使用後はセラミドなどで保湿とバリア機能の保護をすることが勧められています。

まいこ ホリスティックスキン クリニック 院長 山崎 まいこ 氏 コメント

このような生活者のニーズに応える情報提供が進むことで、美容ガジェット市場はさらに成長し、新たな需要が生まれる余地があるでしょう。

オススメの「ガジェ美スキンケア」アイテム

その他のトレンドキーワード

仕込みフィルター肌

肌の土台を守る「お守りスキンケア」に注目が集まっており、特に環境ストレスによる「赤みケア」のニーズが高まっています。この流れはベースメイクにも波及し、約4割の人が赤みカバーのためにコントロールカラーを使用していると回答。毛穴や赤みを自然にカバーするファンデーションも登場し、理想の「フィルター肌」を叶えるベースメイクがトレンドとなるでしょう。

推し事美容

「推し活」市場が拡大する中で、約6割の人が「いま推し活をしている、もしくは推しがいる人やモノがある」と回答しています。このうち約3割が「推しに関連するものにはお金を惜しまない」と答えており、消費意欲の高さがうかがえます。特に美容への影響が顕著で、約4割が「推しを始めるために特別なケアをする」と回答。「推し活は最強の美容液」という声もあり、推しをモチベーションに自分を磨く「推し事美容」が広がり、推し活と美容を掛け合わせた新たな需要が生まれています。

サプリ水

サプリメントなどによるインナーケアが定着する中、次に注目されているのが「水」です。最近では、ビタミンCやたんぱく質など「プラスαの機能」を備えた水が続々と登場しています。約4割の人が「白湯や常温などの飲み方に気をつけている」「1日の目標量を決めてこまめに飲んでいる」と回答しており、日常生活での水への関心の高さがうかがえます。生活者の美容・健康ニーズに応える形で、サプリのように手軽に成分を摂取できる機能性のある水が今後さらに広がりそうです。


関連情報

【アンケート調査概要】

  • 調査名:化粧品に関するアンケート

  • 調査方法:アンケート方式(WEB)

  • 調査対象:@cosmeプロデュースメンバー/女性/15~69歳

  • 有効回答数:5,695人

  • 調査元:株式会社アイスタイル

  • 調査実施日:2026年4月21日(火)~4月22日(水)

【クチコミ分析概要】

  • 分析名:@cosmeに投稿されたクチコミ(テキスト)

  • 分析方法:テキストマイニング

  • 分析対象:2025年4月1日~2026年3月31日に購入品として投稿されたクチコミ

  • 調査元:株式会社アイスタイル

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