株式会社Leach、YCombinator公認ハッカソンで技術賞を受賞
2026年3月8日に虎ノ門ヒルズ森タワーで開催されたYCombinator(YC)公認ハッカソン「c0mpiled-7: San Fransokyo」において、株式会社Leachの代表である冨永拓也氏が参加したチームが技術賞「Most Impressive Engineering Lift」を受賞しました。この賞は、参加チームの中で最も技術的に野心的な設計と実装を行ったチームに贈られるものです。

YC公認ハッカソン「c0mpiled-7」の概要
「c0mpiled-7: San Fransokyo」は、YCに投資するTranspose Platformが主催し、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(UTokyo IPC)が共催、森ビル株式会社が協賛した国際ハッカソンです。約230名が参加し、65ものプロジェクトが提出されました。
ハッカソンのテーマは、YCが公開した「Request for Startups(RFS)Spring 2026」で、AIネイティブヘッジファンド、AIネイティブエージェンシー、AI for Governmentなど7つのカテゴリから各チームが1つを選択し、プロダクトを開発しました。開発、プレゼンテーション、そして90秒のデモ動画を含む提出物はすべて英語で実施されました。

当日のタイムテーブルは以下の通りです。

Y Combinator(YC)とは
Y Combinatorは2005年に設立されたスタートアップアクセラレーターで、Airbnb、Stripe、Dropboxなど、数多くの世界的なテクノロジー企業を輩出してきました。Request for Startups(RFS)は、YCが次に投資したい分野を公開するドキュメントであり、今回のハッカソンのテーマ設定にも活用されました。

豪華な共催・協賛体制と審査員
本イベントは、YCへ投資するTranspose Platformが主催し、東京大学が100%出資するベンチャー投資会社である東京大学IPCが共催、そして六本木ヒルズなどを手掛ける森ビルが会場・食事・飲料を提供しました。

審査員には、YC卒業スタートアップの創業者やグローバル企業の技術責任者が集結しました。VoiceOS Co-Founder & CEOのKai Brokering氏や、元Facebookセキュリティエンジニアの野島大嗣氏など、国際的な専門家がプロジェクトを評価しました。

受賞プロジェクト「Origin」の詳細
株式会社Leachの冨永氏が参加した国際チームは、AIネイティブヘッジファンド「Origin」を開発しました。イベント当日に初めて顔を合わせた4名の国際チームが、わずか4時間の開発セッションでプロダクトを完成させました。
「Origin」のコンセプト
「Origin」は、従来の機関投資家が直面する「Synthesis Gap(統合ギャップ)」、すなわち10-K分析やコンプライアンスに縛られた72時間にも及ぶ人手によるリサーチループを解消することを目指しています。自律型AIエージェントの群(Darwinian swarm of autonomous agents)を活用し、機関投資家レベルの確信をわずか12秒の自律実行サイクルに圧縮するという、画期的なコンセプトが掲げられました。
LLM(大規模言語モデル)を活用したマルチエージェント間の協調動作、並列稼働による分析・レポート生成といった高度な機能が、限られた時間の中で実装されました。これにより、人間は生成された結果を確認し、意思決定に集中できる構造が実現されています。

受賞評価:最も技術的に野心的
「Most Impressive Engineering Lift」は、参加チームの中で最も技術的に野心的な設計と実装を行ったチームに贈られる賞です。Originは、短時間での高度な技術実装が高く評価され、審査員からのネガティブフィードバックはなかったと報告されています。
今回のc0mpiled-7では、Originの他に以下のチームが各賞を受賞しました。
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1位($5,000):Engram(ネットワーキングメモリ・コパイロット)
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2位($2,000):Noob(Figma埋め込み型AIデザイナー)
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3位($1,000):Yaorozu
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Most Venture-Backable:Mercy(内部告発者・ジャーナリスト向け機密AI)
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Best Design:PM Studio
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Most Impressive Engineering Lift(技術賞):Origin

ハッカソン参加が事業にもたらす価値と連続受賞の実績
ハッカソンへの参加は、単なる技術コンテストにとどまらず、世界中のトップエンジニアと直接チームを組み、限られた時間で成果物を作り上げる貴重な経験となります。この経験は、株式会社Leachのプロダクト開発力に直結していると考えられます。
同社の自社サービスである「突合.com」(請求書×納品書の突合AI)や「Saturn」(COREC→freee受注・請求の転記AI)の開発においても、「短期間で動くプロトタイプを作り、ユーザーフィードバックを得て改善する」というサイクルが重視されており、ハッカソンで培われた開発スピードが日常のプロダクト開発に活かされています。
また、YCエコシステムとの接点は、海外のAI技術トレンドやスタートアップの最新動向を肌で感じる機会となり、生成AI顧問サービスのクライアントへの技術提案力の向上にも繋がっています。
2大会連続受賞の快挙
c0mpiled-7での受賞から約2週間後、株式会社Leachの代表である冨永氏は、Digital Garage共催の「Builders Weekend 2026 Tokyo」においても、当日結成された国際チームで「VoiceOS賞」を受賞しました。国内のAIハッカソンで2大会連続受賞という快挙は、短時間での仕様策定、役割分担、技術選定、実装、ピッチまでを一気通貫で遂行できる高い実装力を証明しています。

さらに、2026年4月にはアジア最大級のカンファレンス「TakeOff Tokyo 2026」でのピッチコンテスト登壇と出展ブース設置も行いました。
株式会社Leachの事業概要と今後の展望
株式会社Leachは「生成AIを、まるごと届ける。」をミッションに掲げ、業種別AIシステム、受託開発、生成AI顧問の3事業をオールインワンで提供する生成AI専業スタートアップです。累計支援社数は個人を含め40社以上に上り、大企業からスタートアップまで幅広い業種・規模の企業を支援しています。

提供サービス
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すぐ使えるAIツール
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業界特化AIシステム(β版)
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生成AI顧問サービス
- 生成AI顧問サービス:月額5万円〜、Slackでの即時対応を提供。業務改善、AI活用、内製化まで、企業の生成AI導入を伴走支援します。過去には170万円の見積もりを100万円に圧縮した事例もあります。
今後の展望
株式会社Leachは、YCハッカソンをはじめとする国内外のスタートアップイベントに今後も積極的に参加し、生成AIエージェント、マルチエージェントアーキテクチャ、業界特化型AI業務OSの領域で、日本企業の現場を変えるプロダクトを開発していく方針です。
「突合.com」や「Saturn」の機能拡張、そして「FactoryOS」や「FestOS」などの業界特化AIシステムの正式リリース、生成AI顧問サービスの提供先拡大を通じて、「現場で使える生成AI」を届けることを目指しています。
株式会社Leachのウェブサイトはこちらです。


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