メットガラと連動した「身体美の肖像」特集
本号の大きな特徴は、2026年5月4日(月・現地時間)に開催される世界的なファッションの祭典「メットガラ(MET GALA)」と連動した「Body as Art 身体美の肖像」をテーマとする特集です。

メットガラは1995年に始まり、ニューヨークのメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートの特別展のオープニングを飾るイベントとして知られています。今年は、メトロポリタン美術館に新設されたギャラリー「Condé M. Nast Galleries」の開設を祝う記念すべき展覧会も兼ねています。
特集では、「Condé M. Nast Galleries」で撮影されたファッションとアートの関係を探るストーリー「ファッションとアートの共犯関係」(P100)や、メットガラの今年のドレスコード「Fashion is Art」にふさわしいスタイルを収めたポートレート「しなやかな私らしさ」(P124)が紹介されています。また、ファッションをまとう多様なボディシェイプに宿る輝きをとらえたストーリー「身体が放つ多彩な芸術性」(P94)など、今年の特別展のテーマである「Costume Art」が多角的に描かれています。
さらに、エルザ・スキャパレリ、三宅一生、ミウッチャ・プラダ、川久保玲といった、身体そのものからインスピレーションを得てきたデザイナーたちに焦点を当て、衣服と身体の関係性を問い直す特集「デザイナーが考える身体と衣服の境界線」も注目されています。
マルタン・マルジェラが語るアートの真髄
ファッションシーンを牽引し、2008年以降はアーティストとして活動を続けるマルタン・マルジェラへの独占インタビューが掲載されています。東京の九段ハウスで開催中の個展や、日本初開催となる『マルタン・マルジェラ』展(タカ・イシイギャラリー 京都)で紹介される近作のビジュアルとともに、彼の創作の現在地が掘り下げられています。
マルジェラ氏は「ファッションが常に未来に向けられているのに対し、アートは『今』という時間の中で生まれるものです。締め切りもなく、作品が完成し、世に出す準備が整ったと判断するタイミングも、自分自身で決めることができます」と語っており、その創造の内側や思考の深部を紐解くインタビューは必読の内容です。
黒島結菜が語る「未来の先に見つめるもの」
湊かなえ原作、瀬々敬久監督による映画『未来』に主演する黒島結菜さんのインタビューも収録されています。もし未来の自分から手紙が届くとしたら、「『今のままで大丈夫だよ』って書いてあったらうれしいです。私は未来を決められるよりも、自分で選んでいきたいタイプなので、『間違ってないよ』と言ってもらえたら、自分らしく進んでいける気がします」と語っています。
声を上げられない子どもたちに向き合う教師役へのアプローチや、自身の学生時代の記憶、そして母となったことで生まれた作品の受け取り方の変化についても明かされており、彼女の多面的な魅力に迫ります。
その他の特集
6月号には、他にも多様なテーマの特集が組まれています。
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KYOTO’S NEXUS OF RADICAL CREATIVITY 京都・菊浜に生まれた、異能異才の集積拠点
任天堂創業家・山内家のファミリー・オフィス、Yamauchi-No.10 Family Officeが京都に新たな拠点を構えたことに焦点を当て、建築家・魚谷繁礼が手がけた建築の全貌に迫ります。 -
COMFORT ZONE ケンダル・ジェンナーの隠れ家
ケンダル・ジェンナーの遊び心あふれる“グランマシック”な隠れ家を訪問し、デコラティヴなテイストが楽しめるウッドハウスが紹介されます。 -
SHORT STORY ミニは踊る自由の彼方へ
マイクロ丈からイレギュラーヘム、クチュール級のデニム素材まで、音楽活動も話題のモデル・KAYAKOがフレッシュなミニスカートをまとい、モードの現在を映し出します。
これらの特集を通じて、『VOGUE JAPAN』6月号はファッション、アート、カルチャーの最前線を多角的に届けます。
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